スーさんのいえづくり

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【勝手口は必要か不要か?】我が家の勝手口の満足ポイント5選と後悔しない計画の仕方

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こんにちは、スーです。

 

家づくり系のSNSを見ていると、たびたび目にするのが『勝手口は必要か不要か』という論争。

 

家づくりの後悔ポイントとして『勝手口を作らなければよかった』という意見を挙げている人をよく見かける気がします。

 

たしかに、やみくもに勝手口をつけるのはよくありませんが、我が家の場合はむしろ『あってよかった』どころか『なかったら困ってた』というほどの満足ポイントです。

 

今日はそんな我が家の勝手口の満足ポイントの紹介と、後悔しない勝手口の計画の仕方について紹介します。

 

 

我が家の勝手口の満足ポイント

こちらが我が家の勝手口。

LIXILのサーモスシリーズの引き戸です。

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和モダンのイメージに合わせて、シンプルな格子のデザインを選びました。

 

場所は洗面所についています。

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キッチンに勝手口をつけるご家庭も多いのですが、洗面所につけたことが満足ポイントにつながっていると思うので紹介します!

 

▽洗面・脱衣室の記事はこちら

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①洗濯動線に大活躍

なによりも満足しているのは洗濯動線として大活躍しているから。

 

外干し派の我が家は、勝手口の外を物干しスペースとして使っています。

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既存の屋根の梁に物干し竿を引っ掛けて、そこに洗濯物をかけています。

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勝手口を開けて外に出ることなく、身を乗り出す形で手が届くのが楽チン。

 

洗濯機は↓この位置にあるので、外干しする前の仮干しや、天気が悪い日の部屋干しは部屋内の物干しを利用していてとても便利です。

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乾いた洗濯物は取り込んで、洗面所から扉一枚でアクセスできるWICにしまうだけ。

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洗って干してしまう動線が短いのはかなり楽です。

 

▽この動線が仇となって苦労したこともあるのですが…苦笑

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②効果的な明かり取り

勝手口をつけたことで、洗面脱衣室がすごく明るくなったのも満足ポイントです。

 

我が家はリノベーションということもあって、外の部分に既存の屋根がかかっていたのですが、この部分だけもともと明かり取り仕様になっていて。

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この部分に勝手口を作ることで、明かりを効果的に取り込むことができ、北側の一番暗いはずの部屋が明るくなっています。

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ただ、明かり取りだけの意味なら普通の窓でもいいので、必ずしも勝手口だからというメリットではありません。

 

③お風呂への動線

それから、勝手口からお風呂へのアクセスが抜群なこともお気に入りポイント。

 

お風呂まではこの距離です。

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今は夫婦2人の暮らしで 勝手口から出入りする機会は多くないですが、もし子どもが生まれて庭でプールやったり部活でドロドロで帰ってきたり…なんでいう時には部屋の中を歩いて欲しくはないので活躍してくれそうです。

 

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畑からのアクセスもいいので、畑仕事して汗だくになった時はここからシャワーに直行です。

 

お風呂に浴室乾燥機はないけどランドリーポールがあるので、部屋干しや取り込み時など、洗濯動線の集約に一役買っています!

 

④風通し抜群

風通しが抜群になったのも満足ポイントです。

 

勝手口は玄関と一直線の位置にあり、勝手口と玄関を開けておくとかなり風が抜けるんです。

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(玄関は引き戸で、網戸がついているので換気の時は開けています)

 

玄関側から。
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玄関は空気がこもりがちなのですが、この2箇所の窓があると本当にいい風が抜けて気持ちがいいです。

 

ただ、これも明かり取りと同様、普通の窓でも言える話です。

 

⑤おまけ

余談ですが地味にすごく気に入っているポイントがあるので紹介します。

 

我が家のこの勝手口察し、全開した時に枠がぴったり引っ込むのです。

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多くのサッシは取っ手の部分だけが残ったりするのですが、我が家のサッシは文字通り全開にできます。

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おかげでオープンにした時のスッキリ加減がすごいのです。

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網戸もないのでこの状態にしておくことはないんですけどね。笑

おまけ程度のお気に入りポイントです。

 

勝手口のマイナスポイント

基本的に満足している勝手口ですが、巷で噂される「不要論」の理由も確かに感じなくはないです。

 

①掃除しにくい

一番気になっているのは掃除のしにくさ。

 

勝手口によって構造は違うと思いますが、多くの勝手口は外に格子がついているで、ガラス面も、内側の網戸も掃除することが難しいです。

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換気のため窓を開けていることが多い我が家は汚れやすい窓なのですが、なかなか手が届かず、ここだけはストレスに感じます。
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きゃー、汚い!

②値段が高い

不要派の大きな理由として、コスト面を挙げる方は多いです。

 

普通の窓に比べて勝手口は5〜10万円ほど高い商品。

 

それなのに使う頻度が少なかったら、確かに後悔ポイントになりやすい価格です。

 

 

後悔しない勝手口計画のために

では、我が家の満足ポイントをふまえ、後悔しない勝手口計画のポイントをまとめたいと思います!

 

ポイントはこちら

✓チェック
利用目的を明確にしておく
出入りできる必要性があるか考える

 

利用目的を明確に

まず大前提は、勝手口をなんのために使うのか?という目的を明確にしておくこと

 

後悔している方のほとんどが、「結局使わなかった!」という方なので、どのように利用するのか、今の暮らしと照らし合わせて考える必要があります。

 

キッチンのゴミ出し動線として使う

勝手口の利用方法として代表的なのが、キッチンにつけてゴミ出し動線として使うパターン。

 

確かに便利ですよね。

 

でも、ここで一歩立ち止まって考えたいのが、「本当にゴミ、そこから捨てる?」ということ。

 

例えばいまマンション暮らしをしている方で、生ゴミは毎日ベランダに出しているという方なら便利だと思います。

 

ただ、毎日小さな袋に入れて宅内で保管しているという方が、勝手口があるからと言ってわざわざ外に捨てるようになるのでしょうか…。

 

うちもゴミは外には捨てないから、キッチンに勝手口つけていたら使っていなかったかも!

▽ゴミ箱の記事はこちら

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洗濯動線として使う

それから、我が家のように洗面所やホールに勝手口を設け、洗濯動線として使うパターン

 

個人的にはこれがオススメです。

 

外干し派の方は庭やバルコニーに面した位置に勝手口を設けておくとすごく使い勝手がいいです。

 

非常口として備える

考え方の一つとしては、日常使いでなくとも、非常口として持っておくという目線もアリかと思います。

 

いざという時に出入りができる場所があるのは安心です。

 

また、勝手口は掃き出しサッシと違って外から鍵を開け閉めすることができるものが多いので、玄関ドアの鍵をなくしてしまった時の非常口とするなど、便利ポイントもあります。

 

外構工事でアプローチを工事しているときに勝手口から出入りしてもらうなんてことも

 

出入りできる必要があるか?

勝手口を作る上で必ず立ち止まって考えたいのは、「出入りができる必要性」があるか。

 

私の満足ポイントに挙げた採光や風通しは勝手口でなくても得られる満足感です。

出入りができる必要があるのか?と 胸に手を当てて考えてみてください。

 

玄関、掃き出し窓との距離は?

玄関や掃き出しサッシなど、他の出入り可能な入り口から近い位置にあると、わざわざ勝手口を使わなくなってしまう場合があります。

 

コストをかけて採用したのに結局使わなかったのならそんなに勿体ないことはありません。


ゴミ出し・洗濯動線の最短距離に計画されているか?

度々挙げているゴミ出しや洗濯動線も同じです。

 

外にゴミ箱を置いて毎日捨てるというご家庭ならともかく、ゴミ収集日のゴミ出し動線のために設けた場合、集積所まで玄関の方が近い!となれば、結局使わなくなってしまうのが関の山。

 

洗濯だって、いくら洗面所に勝手口を設けても、庭の物干しがリビングに近かったら、リビングから出ちゃうと思いませんか?

 

動線は最短が必須です!

 

おわりに

残念ながら家づくりの後悔ポイントに多く挙がってしまう勝手口。

 

玄関ドアと違って、必ず必要な設備ではないからこそ、「本当に必要なのか?」と立ち止まって考えることが大切です。

 

後悔しないように、じっくり考えましょう。

 

 

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