こんにちは、スーです。
1歳になった息子のために、牛乳パックで椅子を作りました。
なかなか素敵に仕上がったので作り方を紹介します!
完成形がこちら
まずは完成形を。
牛乳パック椅子の中でも、少し変わった形かな?と思います。
座面が広くて、背もたれがついているのが特徴。
今回はこちらの作り方を紹介していきます!
私が牛乳パック椅子に求めたこと
牛乳パックを利用した椅子はママのDIYとしては定番のようで、検索するとたくさんの画像がヒットします。
でも、形もデザインも色々あって、何が良いのかわからなくなる始末…。
色々迷いましたが、欲しい機能を整理して決めることにしました。
私が今回の椅子に求めた機能は次の3つ。
②高すぎず低すぎない背もたれがほしい
③座りやすいけどある程度の“囲み感”がほしい
あとは適度におしゃれな感じを追求しつつ(牛乳パックのくせに)、これらの条件を網羅するために今回のデザインに落ち着きました!
必要な材料
牛乳パック 23個(22.5個)
新聞紙
段ボール
ガムテープ
仕上げ用シートや布など(今回はダイソーのリメイクシート2枚+ラミネート生地)
どのサイトを見ても『牛乳パックを集めるのが一番大変』と聞くので、我が家は生後半年くらいから目的なくストックを開始してました。笑
最初は本棚を作ったのですが、また溜まってきたので椅子を作ることに。
スペースがあるなら日頃からストックしておくのをおすすめします。
ちなみに今回の作り方の場合は、パックを開いた状態でOKなので省スペースでストック可能です。
作り方
設計図
土台の形はこちら。
白い部分が座面で、黄色い部分が背もたれになります。
白い部分は牛乳パックを半分に切って使っています。
座面用牛乳パックの下準備
まずは牛乳パックの下準備をしていきます。
牛乳パックを開いて
端っこをこのような形にカットします。
最初はカッターでやっていたのですが、枚数が多いのでハサミでザクザク切ってしまった方が楽です。
ここは意外と適当でも大丈夫。
半分にカット
座面用の牛乳パックは、節約のためにこのように半分にカットします。
牛乳パックは縦で使うと約22cmほどなのですが、それだと1歳の息子が座るにはちょっと高すぎるんですよね。
最終的に15cmくらいにしたいので、牛乳パックを半分の11cmで作って、残り3〜4cmは嵩上げして作ることにしました。
このへんはお子さんの身長やテーブルの高さなどに合わせて調整してください。
調整ができるのがDIY椅子のいいところだからね!
三角形に組み立て
カットした牛乳パックを、三角形に折って留めます。
半分にカットしているので反対側はこのように耳がなく強度が弱いのですが、新聞紙を詰めていくのでとりあえず大丈夫。
これを19個作ります。
パックを繋げて固定
三角形が出来たら繋げていくのですが、耳がある方とない方を交互にくっつけていくと強度のムラが出にくくなります。
こんな感じに。
この後新聞紙を詰めていくのですが、1個1個に詰めてから牛乳パックをくっつけようとするとパックが膨らんでいてガタガタになりやすいので、ある程度繋げてからがおすすめ。
新聞紙を詰める
形が出来たら新聞紙を詰めていきます。
1個あたり新聞紙1枚半分くらい詰めました。
スカスカだと強度が出ませんが、あまりぎゅうぎゅうにしすぎると変形してしまうので、様子を見ながら調整してください。
牛乳パック同士はガムテープでぐるぐる巻きにして離れないように。
ちなみにガムテープは圧倒的に布タイプがおすすめ。
紙タイプだと結構剥がれてきてしまいます。
(たまたま赤があって消費に困ってたので今回はこれを使用してますが最終的には見えなくなるのでご安心を!)
座面の高さを確認
ここで一旦息子に座ってもらい、座面の高さを確認しました。
この茶色いテーブルに合わせて使う予定なので、やっぱり今のまま(11cm)では低すぎます。
膝も上がってしまっているし、やはり15cmくらいでちょうど良さそうです。
段ボールでカサ増し
カサ増しする分は、段ボールで作りました。
新聞紙を詰めた土台を段ボールの上に乗せ
型取りしてカットしていきます。
これ、設計図のとおりに作っていても歪みが生じるので、仕上げの段ボール系は実物を型取りした方が案外綺麗にいきます!
こんな感じ。
余談ですが、このサイズでつくるとどの辺も15cm程度なので、15cm定規と100均の小さいカッターマットで充分に作業できて楽でした。
6枚重ね、座面の高さをだいたい14cmほどにしてみました。
この後しっかり密着させていくので少し低くなりますが、底板にも段ボールを貼るのでその分でトントンになりそうです。
ボンドをつけて張り合わせていきます。
重しを乗せて時間を置ければベスト。
再び息子に座ってもらい高さの確認をしました。
うん、いい感じです。
もう少し高くてもいいかもしれませんが机の桟に当たってしまいそうなのでこのくらいにしました。
座面とおしりの大きさもいい感じ。
大きくなったら一度分解して牛乳パックを足せば、高さも広さも調整できます。
DIYのいいところだね
これで座面部分の土台は完成です。
背もたれづくり
続いて背もたれ部分。
こちらは座面に対して背もたれが低くなりすぎないようにしたかったので、敢えて片側はカットせずに伸ばして使用しました。
低めの背もたれがいい方は両側をカットして折り畳めば私が作ったものよりも背もたれが5cmほど低くなります。
座面作りの時と同様、三角形に型取りして、新聞紙を詰めて作っていきます。
座面と合わせる
背もたれ部分は、背もたれ部分だけで独立して作るよりも、座面に合わせる(巻きつける)ように調整しつつくっつけるとうまくいきます。
こんな感じになりました。
くっつけるのはおなじみ布ガムテープで。
ここが土台なので、しっかり目に巻きましょう。
段ボールで表面を整える
ここまでの段階で椅子の形にはなったのですが、綺麗に仕上げたいので段ボールで表面を覆っていきます。
布カバー等をかける方はこの作業は不要かもしれません。
(でも今回の椅子の形だと布カバーを作るのも大変そうだと思います)
座面を型取った時と同様、実寸に沿ってサクサク進めていきます。
ここではまだ段ボールを土台に接着しないのがポイント。
この後リメイクシートを張っていくので、先にシートを貼ってからの方が楽です。
底板は仕上げをしないのでくっつけちゃいます。
リメイクシートで仕上げ貼り
仕上げは、ダイソーのリメイクシートを貼ります。
30×90cmのサイズが2枚で少し足りないくらいでした。
ダイソーのリメイクシートは、(物によるかもしれませんが)表面がツルッとしていて簡易防水にはなりそうな素材。
裏地は方眼紙になっているのでカットも楽です。
シールになっているので段ボールに貼るのも楽々!
木目調のシートにしたので、継ぎ目が目立たないのも良かったです。
背面の型紙に貼り終わりました!
少し巻き込むように貼ると綺麗です。
これを全面にやっていきます。
底面にフェルト貼り
底面は仕上げをするつもりはなかったのですが、たまたま100均のフェルトが余っていたので傷防止のために貼ってみました。
このフェルトは息子の節句祝いの兜を作った時のあまりです。
▽布兜DIYの記事はこちら
座面用に布貼り
座面部分は、家にあったラミネート生地を貼りました。
リメイクシートは2枚だと座面分は足りなかったのと、デザインのアクセントのために敢えて変えてみました。
ラミネートなので食べこぼしにも強いです。
この生地は前に実家のひいばあば(介護用)と息子(離乳食用)のおそろいで自作した時の余りです。笑
生地は楽天で購入。
このショップ、他にもかわいい生地がたくさんあったのでお好きな方は選んでみると楽しいと思います。
完成
そうして完成したのがこちらの椅子。
とても可愛く仕上がりました!
背もたれがあるので、安定感もあって、座りやすそうです。
座面をアクセントにしたのがデザインとしてとても効いていてお気に入りです。
息子も気に入ってくれたようで、1日の中で何回か、気づくと勝手に座ってくれています。笑
食事はダイニングで一緒に食べていますが、椅子に座らせてベルトをして…というのが結構面倒臭いので、おやつはこちらの椅子で済ませています。
なんだか活躍してくれそう!
新聞紙を詰めているので少し重いのですが、それがかえって安定感を増していてひっくり返されないのでよかったです。
息子が手で押せばズリズリ動く程度の重さなので、底面にフェルトを貼ったのも正解だったかも。
おわりに
牛乳パックを活用して、思った以上にかわいい椅子が完成しました。
息子の昼寝中や就寝後に作業していたので3日ほどかかりましたが、作業自体はそんなに難しくありません。(仕上げにどこまでこだわるか次第です笑)
DIYが好きな方、椅子を買っても座ってくれるかわからないからまずはお試ししたい方、おすすめです♪
ただ…
毎度思うのですが、DIYはコストパフォーマンスは抜群ですが労力を考えると買ったほうがいいと思います。笑
私が牛乳パックでの製作を選んでいるのは、息子に合うサイズに調整できる・ガンガン使って破壊されてもいいように、というDIYならではの利点と、私自身が作るのが好きだからです。
コストと労力、天秤にかけて考えてくださいね。