こんにちは、スーです。
家づくりについて発信しているSNSを見ていると、最近のオシャレなお宅はほとんどがフルフラットキッチンを採用しているような気がします。
とてもスッキリして見えるし、素敵ですよね。
わたしもとっても憧れます。
でも、我が家は採用しませんでした。
その理由とメリットデメリットについてお伝えします!
- 憧れのフルフラットキッチン
- フルフラットキッチンにしなかった理由
- 我が家の立ち上がりキッチン
- 立ち上がりキッチンを採用するメリット
- 立ち上がりキッチンを採用するデメリット(注意点)
- I型キッチンを準フルフラット風に使う裏技も
- おわりに
憧れのフルフラットキッチン
こちらはキッチンハウスのショールームに行った時の写真です。
メラミン素材の塊感がなんとも言えません。
めちゃくちゃおしゃれですよね…。
おしゃれなお宅はキッチンハウスの採用率も高い気がします。
こちらはⅡ型のキッチン。
最近はSNSの発信の多さから、こういうおしゃれなキッチンの採用率が上がっているようです。
フルフラットキッチンにしなかった理由
①綺麗を保つ自信がない
まず、常に綺麗を保つ自信がなかったことが一番の理由です。
フルフラットということはキッチンに全く目隠しがないということ。
調味料も、食材も、洗った食器も、洗剤も、全部丸見えになるということです。
フルフラットキッチンを採用しない方の一番の理由はここじゃないでしょうか。
我が家は洗った食器はすぐに拭かずにしばらく乾燥させて家事を省いているから切りかごは置いておきたいなあ
調味料も全部出してしまう作業は億劫だよね
家事の手間はなるべく省きたいので、見た目よりも利便性を優先させました。
②LDKが広かったので開放感は求めなかった
また、フルフラットキッチンの大きなメリットのひとつとしてリビングダイニングとの一体感や開放感が挙げられますが、我が家は割と広々した間取りが取れそうだったので、無理してまではいらないと判断しました。
LDK全体で25畳ほどあります。
これがキッチンからの眺め。
都心の狭小住宅等ではちょっとした壁が圧迫感を生むのでお金をかけてでも採用するメリットは大きいですが、我が家はそこは不要と判断しました。
③スパイスニッチがほしかった
とにかく家事を楽にしたかったので、料理の際にパッと使いやすく片付けやすい収納を目指し、スパイスニッチを採用したかったのも大きな理由です。
ここの収納は本当に便利で、調理中にサッと取り出せて使い終わったら即収納できるので散らかることがありません。
▽スパイスニッチの記事はこちら
ちなみに砂糖と塩は中川政七商店のものを使っています。
▽砂糖壺・塩壺の記事はこちら
④コストダウン
フルフラットのキッチンと壁付け用のI型キッチンでは、フルフラットキッチンの方が割高です。
メーカーや仕様によりますが、15〜30万円くらいは異なってきます。
そこにコストをかけるだけのメリットがあるかどうか考えましょう。
我が家はむしろ手元を隠せること自体にメリットを感じていたので、おまけで安く済んだ!という感じです。
我が家の立ち上がりキッチン
これが我が家のリビング側から見たキッチンです。
ちなみに立ち上がり壁の高さは、110cm。
キッチンの天板高さが85cmなので、25cm分の立ち上がりがあります。
この立ち上がりのおかげで、キッチンが見えません。
ダイニング側からはこんな感じ。
同じくキッチンは見えません。
立ち上がりキッチンを採用するメリット
置きっぱなしでも気にならない
先ほどの写真、スッキリして見えたと思いますが、実はキッチンの内側はこんな感じ。
水切りカゴやまな板、洗ったばかりの牛乳パックも置いてあったんです。
でも、全然見えませんでしたよね。
うちは水切りカゴ・生ゴミ用卓上ゴミ箱・まな板は基本的に置きっぱなしなので、この立ち上がりが絶妙に隠してくれてとてもいい感じ!
急な来客があった際にキッチンが片付いていなくても大丈夫なのもありがたいね!
反対側にもより多くの収納を設けられる
高さを利用してスパイスニッチを設けられるだけでなく、背面の収納容量もたくさん取れます。
これがキッチン背面側の収納。
一番上はスパイスニッチの裏側に当たる部分なので奥行きが浅いため、飾り棚スペースにしています。
下部は扉をつけて、書類や常備薬、文具などたっぷり収納できています。
100均の収納ケースにざっくりと分類して、ラベリングしてわかりやすく。
ラベリングはピータッチキューブを使っています。
▽ラベリングの記事はこちら
もちろんフルフラットでも収納付きの商品はありますが、裏側のキッチンの設備との干渉を避ける必要があることや そもそも高さがないことで収納量はやや少なくなります。
立ち上がりキッチンを採用するデメリット(注意点)
実際に暮らしていて、我が家が立ち上がりがあることによるデメリットを感じたことは特にありませんが、計画する上での注意点はあります。
立ち上がりの高さに注意
立ち上がりのあるキッチンを採用するにあたっては、立ち上がり高さをいくつにするのかよく検討する必要があります。
収納を作る場合はキッチン天端との差を最低20cm以上
我が家のように立ち上がりを利用して収納を設ける場合は、壁の高さというよりもキッチン天端との差が大事になってきます。
この差を20〜25cmくらいは確保できるように計画しましょう。
我が家は25cmです。
キッチンの折り返しの高さが5cmあることも要注意!
キッチンのすぐ近くを通る場合は110cm以上
我が家のようにキッチンのすぐ前を通った時に目隠し効果が欲しいのであれば、110cmは確保した方が良いです。
ここがこれ以上低くなるとせっかく立ち上がりを設けても隠しきれないです。
キッチンがリビング側から少し離れている場合は、100cm程度でも大丈夫な場合もあるのでよく検討してください。
120cmを超えてくると圧迫感が強くなる
よほど目隠し効果を優先させたければ構いませんが、立ち上がりが120cmを超えてくると、徐々に圧迫感が生まれてしまうので要注意です。
リビングやダイニングとの繋がりを重視したいのであれば、120cmまでとするのがおすすめです。
I型キッチンを準フルフラット風に使う裏技も
立ち上がりの高さによって見え方が変わってくるのは前述の通りですが、逆に最小限に低くして準フルフラットキッチンのように使うのも一つの手法です。
コストを重視したい方にとっては、I型キッチンを採用して立ち上がりの高さを限りなく低くすれば、フルフラットキッチンに近い開放感を得つつコストダウンすることが可能です。
我が家はオーク材ですがここの対面カウンターの素材を工夫することでキッチンと一体的に見せることも可能です。
おわりに
SNSでよく見るフルフラットキッチン。
お洒落な雰囲気で本当に憧れますが、憧れだけでは生活できないのも現実。笑
自分の暮らしが無理なく続けられる、ベストな形を見つけて欲しいと思います。