スーさんのいえづくり

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【打合せで確認されない?】図面ができたら確認するべき取付位置6選

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こんにちは、スーです。

 

家づくりは決めることがたくさんありすぎて、実は意外と設計士さんやインテリアコーティネーターさんによって“良きに計らわれ”ていて確認されないものもあります。

 

打ち合わせが進み図面が出来てきたらぜひ確認してほしいものを紹介します。

 

 

図面が出来上がったら確認したいもの

以前、図面が出来上がってきたらぜひ確認して欲しい室内の設備仕様編はこちらの記事で紹介しました。

 

▽確認されないけどこだわりたいもの5選

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今回は仕様以外に、必ず「取付(設置)位置」を確認して欲しいものを紹介します。

 

仕様の変更は後から可能なものもありますが、位置を変えるのは大工事になります。

着工前にきちんとチェックしましょう!

 

図面が出来上がったら確認したい取付位置6選

①分電盤の位置

ブレーカーの位置は、設計士さんによって勝手に設定されていることが多いです。

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今はブレーカーを上げることはほぼない

東京電力管轄の場合、最近はメーター自体がスマートメーターになったので容量オーバーで電気が落ちてしまっても手動でブレーカーがを上げる必要はありません

 

少し待つと自動で復旧します。

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ブレーカーを触る頻度はすごく減ったので、目立たない位置で大丈夫になりました。

 

我が家の場合はここ。

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脱衣所のオープン棚の1番上にあります。

 

普段はほとんど見えないのでインテリアの邪魔にもなりません。

 

情報用ブレーカーや太陽光パワコンがある場合も

いわゆる電力ブレーカーの他、ネット回線用に情報系のブレーカーがもう一つある場合も。

 

若干熱を帯びるので、扉がついた小さな収納内ではない方がおすすめです。(暑くなります)

 

ちなみに分電盤ではありませんが太陽光がある場合はパワコン位置などもチェックしましょう。

 

②点検口の位置

点検口の位置も、必ずチェックしましょう。

 

床下点検口

まずは床下点検口。

 

水回りの近くに設けられることが多いです。

 

踏んだ時に軋んだり違和感があったりするので、あまり頻繁に通らない場所で目立たない所がおすすめです。

 

我が家の場合はキッチンのパントリー部分と、

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脱衣所のオープン棚の下の2箇所。
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計画のポイントについては下記の記事でも紹介しています。

 

▽床下点検口計画の記事はこちら

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天井点検口

床下点検口ほど邪魔にはなりませんが、天井の点検口もチェックしておきたいポイントです。

 

2階に水回りがある場合はその直下、また小屋裏に登れるような位置に設ける必要があるので、あまり場所の融通がきかないこともありますが、あまりにも目立つ位置は避けましょう

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我が家はちょっと特殊で、古民家リノベーションで既存の板天井を残したので天井懐がなかったりしたので、天井点検口は1階にはなく、2階の屋根裏に登るための1箇所のみです。

 

③電気・ガス・水道メーターの位置

ライフラインメーターの位置もチェックしておきたいところ。

 

電気メーターは目立たない位置でOK

最近の電気メーターはスマートメーターで検診が不要なので、道路から見える場所につける必要はありません。

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我が家はリノベーションなので既存のまま道路側についているのですが、新築の場合は建物の裏側の目立たない位置でも大丈夫です。

 

 

また、我が家の電気メーターは既存再利用なのでこの見た目ですが、今はスタイリッシュなカバーもあります

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これはパナソニックのスマートデザインカバー。

カラーバリエーションもあります。

 

目立たない位置につけるとはいえ、せっかく新しい家につけるのであればスマートカバーを指定しましょう。

同じデザインシリーズで外部コンセント等も選べるよ

 

ガスメーターエリアによってスマートメーターに

ガスメーターは基本的に検針員さんによる検針が必要のため道路側から確認しやすい位置に設ける必要があります。

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我が家は塀の隙間から覗ける形に。

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最近はエリアによってスマートメーターに変わってきているので、自分のお住まいが該当地域なのか確認してみるといいと思います。

ガスメーターはカラーバリエーションがないので外壁の色によってはすごく目立つので要注意!

 

水道メーターは外構計画に注意しながら検針しやすい位置に

水道メーターは2ヶ月に1回の頻度ですが検針が必要です。

 

オープン外構なら大丈夫ですが、門扉をつけるクローズ外構の場合はうっかり門の内側になっていないかどうか、外から検針ができるかどうか注意しましょう。

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また、道路側を意識するあまり駐車中の車の下になってしまう位置になっていないかどうかも要注意

 

車が停まっていたら検針ができないような計画になっていないか、車の大きさと合わせて確認してください。

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蓋の色は水色が多いですが、水道局によっては白や黒などに変更してくれる場合もあるようです。

 

水色は意外と目立つ(ダサい)ので、気になるようなら色も指定しましょう。(断られることもあります)

 

④汚水・雨水枡の位置

出来上がってから気がついて後悔されやすいのが、桝の位置。

 

生活排水用の汚水桝(小さめ)と、地域によっては雨水桝(大きめ)の桝などがあります。

(その他、浄化槽やトレンチ管用の桝など)

 

アプローチとの干渉はないか?悪目立ちしていないか?

何よりも確認して欲しいのは、アプローチと桝の干渉です。

 

アプローチは家の顔なのでこだわられる方が多いのですが、せっかくこだわりのタイルを貼ったのに真ん中に桝があった!

というような後悔もたまに目にします。

 

打ち合わせの最後の方まで図面に桝の位置が出てこない場合もあるので、必ず確認しましょう。

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我が家は裏の土間に枡が集中しているため、あまり目立たないし気になりません。
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庭との関係

また、アプローチだけでなく庭との干渉も要注意です。

 

シンボルツリーを植えようと思った場所や家庭菜園をしようと思っていた場所に枡があったりして邪魔になることがあります。

特に外構を他の会社に頼もうとしている場合などは要注意です。

 

⑤電話・LANケーブルの位置

有線の用意がないことも

建築を依頼するメーカー・工務店にもよりますが、最近は携帯電話やネット環境の普及で有線を引かない場合も多くなったので注意が必要です。

 

特に電話は固定電話を持つ家庭が減りましたし、インターネットもwi-fiが主流になり有線を引かないご家庭も増えてきました。

 

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我が家も今のところ有線は引かずにポケットwi-fiだよ

 

依頼する会社が標準でどういう配線をしてくれるのかよく確認しましょう。

 

在宅勤務やオンラインゲームの想定を

コロナ禍で在宅勤務が進んだこともあり、ネット環境の整備は従来以上に求められるようになってきました。

 

在宅勤務も、ちゃんとした書斎を作るのか、スタディスペースなのか、ダイニングなのか、人によって集中できる環境はまちまちです。


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うちは一坪の書斎が大活躍しています!

 

▽1坪書斎の記事はこちら

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wi-fiで事足りるのであれば良いですが、有線LANが必要であれば家具のレイアウトと合わせてよく確認しましょう。

 

有線があっても空配管を準備するのがおすすめ

また、LANケーブルの性能も要注意。

 

ケーブル自体の性能も日々進化しているので、将来的に変更する可能性を考えると空配管を準備しておくのがおすすめです。

 

⑥インターホン・リモコン類の位置

インターホンはみんなが使いやすい位置に

来客時にたびたび応対する必要があるインターホンは、家族みんなが使いやすい位置に設けるのがおすすめです。

 

我が家はリビングの入り口、ニッチ風になっている壁にあります。

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キッチンからも、ダイニングからも、リビングからもみんながアクセスしやすい位置にしておくと楽です。

壁をスッキリ見せたい方はニッチを作ってスイッチ類をまとめておくのもおすすめです!

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その他のリモコン類は触る頻度を考えて

給湯リモコン、太陽光リモコン、空調リモコンなどのその他のリモコン類は、インターホンほど頻繁には触りません。

 

1日1〜2回程度、もしかしたらほとんど触らないリモコンもあるので、あまり使う頻度が高くないリモコンは収納の中など目立たない位置に隠すのもオススメです。

 

我が家も給湯リモコンはパントリーの内側に。

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触りづらい場所ですが、基本的には操作することがないので目立たなくて気に入っています。
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おわりに

打ち合わせの中で確認されない可能性もあるもの6選を紹介しました。

 

建物が出来上がってから「邪魔だな」「こっちの方が良かった」と思っても後の祭りです。

位置の変更は仕様を変える以上に難しいので、必ず図面が出来てきたらチェックしましょう。

 

自分では図面上で読み取れなければ、設計士さんに尋ねてみてください。

 

後悔のない使いやすい家づくりを目指しましょう。

 

 

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