こんにちは、スーです。
我が家は新居をつくるにあたり、書斎を設けました。
テレワークが増えて住宅における書斎の需要が高まりましたよね。
我が家も実際に使ってみるまでは、こんなに満足度が上がるとは思いませんでした。
今日はそんなお気に入りの部屋を紹介します。
我が家の書斎の紹介
こちらが我が家の書斎です。
もともとは読書好きのだっくんのためにと作った部屋。
(前の賃貸は本棚が少なくて本が溢れかえっていたので…)
本がしっかり収納できて、パソコンで調べ物ができる部屋があればいいや、くらいの軽い気持ちで作った部屋です。
広さは1坪
広さは ぴったり1坪です。
1人でこもるには狭すぎず広すぎず、ちょうどいい大きさ。
時々2人で並んで過ごすこともありますが、狭いけど過ごせないこともないです。
カウンターと棚は造作
書斎には机などを買わなくてもいいように、あらかじめカウンターと棚をL字型に造作してもらいました。
テーブルの奥行きは60センチ、本棚の奥行きは30センチです。
1坪あるとこれくらいの寸法ならかなりゆったり使えます。
コンセントは上下左右に
コンセントはカウンター上とカウンター下の左右に設けました。
ひとつはパソコン用に。
もう片側は携帯の充電などに随時使えるようになっています。
2口あれば充分。結構便利です。
カウンター下にコンセントを作って、カウンターに穴を開けてケーブルだけ出すという納め方もよくやりますが、個人的には上にあった方が使いやすくて好きです。
リビングの一部にあるスタディコーナー等、目立つ場所や、充電ケーブルがずっと挿しっぱなしのご家庭には穴あけもいいですよね。
カウンター下のコンセントは、シュレッダーやプリンター用に。
書斎は狭い空間なので、延長コードを使うとかなり邪魔になります。
何を置きたいか考えて、欲しいところに欲しい口数のコンセントをあらかじめ作っておきましょう!
何を置くのか決まっていなければ我が家のようにカウンター上下左右に作っておくといいと思います。
照明は小道具屋さんで1点ものを
照明はアンティークのガラスペンダントを垂らしています。
これもだっくんのチョイス。
↓こちらの古家具のお店で購入しました。
古びた雰囲気がかわいいです。
書斎を作ったメリット
在宅勤務の効率が上がる
私たちが新居に引っ越してきたのは2020年3月のこと。
1ヶ月後には緊急事態宣言が発令され、私もだっくんも急に在宅勤務を言い渡されてしまいました。
在宅勤務なんて想定してなかったけど、結果的にこの書斎が大活躍だったね。
書斎がなかったらどうだったか想像できないね…
事務作業はダイニングに2人並んでもできますが、電話やzoom会議は2人並んでいるとどうも落ち着かない。
その点書斎にこもってしまえば(もちろん音は多少漏れますが)そんなに気になることもなく、仕事に集中できます。
その後わたしもだっくんも在宅勤務はほぼなくなってしまいましたが、テレワークという働き方が増えた昨今、書斎の存在は必須だな、と身をもって感じました。
お子さんがいる家庭であれば、内鍵をつけて立ち入れなくするなど、大事な会議や顧客との電話に支障が出ないように工夫するのもいいかと思います!
リビングが散らからない
だっくん専用の部屋を作ったことで、リビングにだっくんの物が溢れることはなくなりました。
(勝手にしまってくれます)
自分専用の収納スペースを作るというのは大切なのですね。
急な来客時もこの書斎にパパッと物を隠せるのでありがたいです笑
満足ポイント
我が家の書斎の満足度を向上させているポイントはいくつかあります。
リビング近くにあり気配が感じられる
我が家の書斎はリビングに面していて、扉を開けているとお互いの気配がしっかりわかります。
↓書斎の位置はダイニングのすぐそば
普段の調べ物や読書の際は開けっぱなしにしていることが多いので、キッチンでご飯を作っている時もダイニングでゆっくりしている時も「同じ空間で過ごしている」という感覚です。
仕事をする時や集中したい時などは↓こんな風に閉めて独立した部屋として使用しています。
書斎にこもられてしまうと家族は寂しいし、声をかけるタイミングも迷いますが、開けっぱなしにすればそこはリビングの延長。
書斎を作ってよかったな、と思っていますが、もしこれがリビング以外の部屋に付随した部屋だったら、あまり使っていなかったような気がします。
リビングに併設して作ることで「独立した部屋」としても「リビングの一部」としても使える
小さなコーナー窓で開放感とこもり感を両立
書斎には、高さ30センチの窓をコーナーに配置しました。
正面は庭が見え、左側はウッドデッキに面しているのでデッキで過ごす人の様子を見ることができます。
我が家の書斎が心地いいのは、この窓の取り方のおかげだと思っています。
1坪の書斎は下手すると納戸のような閉塞的な空間になってしまいがちなので、窓を効果的にとって、広がりを作ると気持ちのいい空間になります。
高さ30センチの決して大きくない窓ですが、座った時の目線の高さに設定し、横長でコーナー窓にすることでとても開放感を感じます。
座った目線の高さに窓を設けると視界が抜けて狭さを感じない
正面窓はピクチャーウィンドウに
この窓はもうひとつこだわったポイントがあって、ダイニング側から丸見えになる正面の窓を縁の出ないFIX窓にしたことです。
我が家のサッシはLIXILのサーモスで、もともと枠(桟)が目立たない仕様なのですが、開け閉めのできるサッシは左右は桟なしでも、上部の↓この部分はどうしても桟が出る仕様です。
これでも充分だとは思うのですが、だっくんとLIXILのショウルームに行った際に FIX窓のみ、枠の出ない仕様があることを知り、そちらにしてもらいました。
(外押縁タイプ と言います)
たったこれだけのことですが、壁をくり抜いたような印象になり、とても綺麗になりました。
もちろん、サイドと下部もスッキリ。
注意点としては、外押縁なので取り外しは外からしかできません。
上階へ設置すると万が一交換する際に足場が必要になり大変なので、採用するなら1階部分だけにするといいと思います。
窓台は神谷製でスッキリと
スッキリした窓周りにすべく、窓台についてはこちらで神谷製の物を指定させてもらいました。
掃除の観点から下部巻き込みは避けたかったので、こちらの窓台を。
見つけが7mmしかないので、本当にシンプルで綺麗です。
書斎だけでなく、障子がつかない窓はこれを採用しています。
↓HPはこちら
MATERIAL(造作材) | 周辺部材 product - 神谷コーポレーション
納まりも綺麗で大工さんの腕を感じる
カウンターを造作してもらいましたが、この納め方がとても美しくて、大工さんには感謝しています。
本棚部分、机部分含め、全く桟が出ていません。
全部壁に埋め込んで作ってくれているようで、強度も全く問題なし。
受け桟だけでなく、カウンター同士の継ぎ目も全く固定金物等が露出しない形で加工してくれています。
納め方の詳細は聞いていませんが、おそらくカウンター同士を現場で加工して差し込んでいるかと思います。
細やかな配慮に感激しました。
私たちがお願いした工務店は大工さんの技術力が本当に高いな〜とつくづく満足です。
後悔ポイント
ひとつだけ失敗したな〜と思うポイントもあります。
寸法は内法寸法で伝えるべし
棚の高さを30センチで指定したところ、棚の内法ではなく上端から上端までの高さになってしまっていて、A4サイズが縦に入らなくなってしまっていました。。。
本は問題なく収納できますが、仕事の資料などは一番上の棚にしか置けなくなってしまったところが残念です。
↓図面を見返してみたら現在の通りだったので、完全にこちらの確認漏れでした…
A4の資料よりも圧倒的に本の方が多いから、まあいっか!
我が家は見た目重視で固定棚にしたけど、可動棚にして自由に動かせるようにするのもいいかもね。
収納したい物が決まっている時の寸法は「内寸(有効寸法)」で伝えるべし
おわりに
予期せず始まったコロナ禍での在宅勤務はもちろん、日々の調べ物や読書、収納スペースとしても大活躍の書斎。
とくに“いつも過ごす空間からのアクセス”が重要で、リビングに近接してつくることで普段使いの空間にすることができます。
昼間は大人の在宅ワーク、夜はお子さんのスタディスペースにしたり、休日はゆっくり読書をしたりすることも。
独立した空間にも、つながりある空間にもなれる書斎は、我が家の自慢ポイントになりました。
書斎をつくる場所、窓の取り方の工夫、コンセントの位置など、誰かの参考になればうれしいです。