息子が生まれて初めての端午の節句が迫ってきました。
初節句ということでささやかなお祝いの席を設けることに。
兜や鯉のぼり飾りは両家の両親が用意してくれるものの、主役にちょっとした飾り付けをしてあげたいなぁと思いネットを徘徊したところ、“かぶる兜”なるものが簡単に作れることを発見!
今回はコストをかけずに、でもお手軽にできた兜の作り方をまとめます。
材料
なるべくコストはかけたくないけれど可愛い兜にしたいということで、近所のダイソーと手芸店を散歩してきました。
ダイソーのフェルト(シルバーグレー)、ハギレ、そして少し可愛い生地を求めて手芸店でkippisの柄布を購入しました。
↓ネットでも購入できます。
サイズだけ注意すれば、もちろん全て100均の布でも大丈夫です。
今は100均でも可愛い布がたくさんありますしね!
買った生地を並べてみるとこんなサイズ感。
今回は兜を織りたいので、正方形を取るために一番上の紺色の短辺45センチ角に合わせて作ることにします。
実際は縫い代があるのでひと回り小さくなるのが注意点です!
生地はハリのあるものor芯材を用意
生地はもちろんお好きな柄でよいのですが、何度か折って重ねるとは言え、それなりに形をキープする必要があるため、ハリのあるものを選ぶのが無難です。
ハギレ布だけだとペラペラすぎて自立しないので、今回は芯材としてフェルトを購入しました。
分厚めのフェルトをそのまま仕上げとして作るのももちろんアリです。
(その方が簡単です!)
裏地とはいえ仕上げ面にも少し見えてくるので、それを加味して生地を選んでおきましょう。
新聞紙でサイズチェック
生地を買う前にチェックしておきたいですが、決まった後もぜひその寸法で仮織りしておくと安心です。
試し折りには新聞紙がお手軽でおすすめ!
45センチ角の紙で兜を折るとこんなサイズ感。
生後6ヶ月の息子にかぶせてもいい感じです。
大きさはお好みで。
我が家は45センチ角で作ってみます!
かぶる兜の作り方
生地の裁断
まずは生地を切り出していきます。
今回は紺色の生地の短辺45センチを基準にするので、三角に折って正方形に切っていきます。
シワがある場合はアイロンをかけてから作業しましょう。
生地が伸びるので!
100均の生地だと思うとザクザクいけるね。笑
フェルトも同じ大きさに。
アクセント部の生地を切り出す
今回は兜の↓この部分をアクセントにしようと思うので、生地を切り出していきます。
ちなみに、兜を普通に折っていくと、この部分だけが裏面の生地が露出する部分になります。
この部分だけしか裏地は見えないので、全面をアクセントにする必要はないということです。
表裏で生地を使い分けて折れば単純で簡単なのですが、今回はコスト重視で生地を節約するためにわざわざひと手間加えます。
面倒な方はすっ飛ばしてくださいね。
2枚の布を表裏で縫い付けるだけでOKです。(その方が圧倒的に簡単です!)
45センチの布で作る場合、必要なアクセント部分は短辺が22センチほどでしたが、縫いしろ分を見込んで最低+5センチ大きく取っておいてください。
生地のパーツはこんな感じです。
初めから正方形で売られている生地を使えばもっと簡単ですよ〜!
生地の縫い合わせ
切り出した布をミシンで縫っていきます。
アクセントの裏地づくり
まずは裏地となるアクセント生地をこの位置に。
一度折り返して袋状にして縫い付けます。
(完成時は見えなくなるところなので生地によっては切りっぱなしのままでも大丈夫です)
こんな感じ。
今回はここの2枚の布は布用ボンドで糊付けしておきます。
ボンドはなくてもいいのですが、このあと兜を折っていくので、パリッとさせる意味合いも兼ねて念のため。
面倒だったら省略しても大丈夫です。
表地と裏地の縫い付け
裏地ができたら、表地と縫い合わせていきます。
袋状に塗って返していくので、表面同士が重なるようにしてミシンでダダダーッと直線縫い。
ちなみにアクセント部に対して↓この部分に返し口を適宜作っておいてください。
(ここが兜を折った時に目立ちにくい部分)
上記の位置に適当に返し口を10センチほど設けて、ミシンでガーッと縫い付けます。
ぐるりと縫えたら返し口から生地をひっくり返します。
角の部分も目打ちを使ってある程度綺麗に出しましょう。
ピシッと角が出るともちろん綺麗ですが、まぁだいたいでいいです。笑
こんな感じになりました。
返し口を塞ぐ
返し口を塞いで生地の準備は完了です。
普通は返し口は生地同士を中に織り込んで縫いますが、仕上がった時にここは見えなくなるのでこのまま縫ってしまっても大丈夫。
今回は紺の生地だけほつれてきそうだったので織り込んで、フェルトはそのままにしちゃいます。
細部まで綺麗に作りたい方はこの部分は手まつりしてもいいと思います。
兜を織る
あとは折り紙の要領で兜を折っていくだけです!
アクセントの生地の位置だけ注意。
アクセント部分に対してこのように三角に折ります。
アクセント面が上になるようにひっくり返します。
両サイドの角を真ん中に合わせます。
折り返します。
ツノになるように半折りします。
ツノの出幅はお好みで。
下の生地のうち1枚を少しずらして折ります。
下部を持ち上げるようにさらに折り返せば表面は完成。
残ったもう一枚は兜の中に織り込みます。
これで布の兜が完成!
生地次第ですが、フェルトを使ったので意外とこれだけでも自立しました。
動いたりするとほつれてしまう可能性もあるので、適当に何箇所か縫い付けてあげると安心です。
私はこの4箇所を縫い付けました。
ミシンで縫おうとしたけど厚みがありすぎて無理だったので、面倒だけどここだけ手縫いです。
生地が薄めだったらミシンも使えるかもしれません。
完成
アクセント生地をケチったゆえに手間が増えましたが、簡単に作ることができました!
さっそくモデルにかぶってもらいましたが、ピッタリ!
お祝い当日は袴ロンパースと合わせて着用してもらう予定です。
とってもかわいい!
今は袴ロンパースも種類がたくさんあって、本当に可愛いですしね…!
袴も兜もどんな柄にするか迷います。
おわりに
かぶる兜の作り方については、こちらを参考にさせて頂きました!
https://hanacoto.com/childrensday-felt-kabuto/
(こんなにおしゃれな暮らしはできていませんが後から見たらたまたまアクセントの生地が一緒です…!)
今回はkippisの生地をアクセントに使いましたが、100均の布だけで作っても充分可愛いと思います。
アクセント生地を縫い付けるのは手間でしかなかったので(笑)、できれば裏地はすべて同じ生地で、2枚の布をぐるっと縫い付けるだけで作りましょう。
ブログでは細かく書きましたが、要は布を縫い付けて折り紙の要領で兜を折るだけです。笑
ダイソーのフェルトは大きいし色の種類も豊富なので(原色が多いけど)、そのまま仕上げにしてしまうのも良いと思います。
表地と裏地を分けずに、フェルトだけで折ってしまえば15分もあれば完成です!
ミシンは多少曲がっても味になるので、あまり気にせずガーッといっちゃっても大丈夫です。笑
簡単にできたので、息子が大きくなったら柄違いを作ってあげるのも楽しいかも〜
端午の節句が楽しみだね