スーさんのいえづくり

古民家リノベーションで理想の暮らしを叶えるブログ

【冬版:電気温水器節電実験】毎日稼働と数日停止 電気代はどちらがお得?

f:id:Ordinary_days:20230130212340j:image

こんにちは、スーです。

 

電気代の高騰を受けて、電気料金がとんでもないことになりつつある昨今。

 

我が家も今年は赤ちゃんを迎えたこともあって、電気代は右肩あがりです。苦笑

 

少しでも電気代を節約するために、実験をしてみることにしました!

 

 

真夏の節電実験結果

我が家の電力を最も逼迫しているのは、紛れもなく電気温水器です。

 

以前、真夏(8月)に、毎日稼働させるのと数日停止してまとめて稼働させるのと どちらが電気代を節約できるのか実験をしました。

 

▽夏場の実験記事はこちら

\ あわせて読みたい /

 

結論から言うと、数日(実験時は5日)停止した方が月1000〜1350円ほどお得であると言う結果に。

 

真夏ということでシャワー浴のみだったのですが、最終的には湯量が不足して実験が5日で終わってしまいました。

 

今回は真冬(1月)に同じ実験をしてみます。

 

真冬の湯沸かしにかかっている電力量

まずは真冬の湯沸かしにかかっている電力量を見てみます。

 

まだ今年の1月の電気代は出ていないので、比較対象はこちらの記事で紹介した過去2年の1月分の電気代から試算します。

 

▽電気代の記事はこちら

\ あわせて読みたい /

こちらの記事に書いた通り、2021年の1月の深夜時間帯の使用量は343kWh。

2022年は357kWhです。

 

1日あたりの平均使用量は11.6kWh。

(他にも待機電力など使用しているものはありますがわかりやすくこれで計算します)

 

これを基準に、比較していこうと思います!

 

湯沸かし停止実験開始!

朝の時点での元の温度は71℃。

f:id:Ordinary_days:20230129093900j:image

 

停止後1日目

前日の夜から再沸騰せずに迎えた朝の様子がこちら。

f:id:Ordinary_days:20230124204257j:image

タンク容量:2目盛

タンク温度:60℃

 

初日にしてやはり、湯船にお湯をはるとタンクの残量が一気に半分になってしまいました。

 

温度低下もわずか1日の間に10℃以上も!

 

夕方もう一度確認してみると、すでにタンク温度も56℃に。

f:id:Ordinary_days:20230124204300j:image

朝から5℃以上下がっています。

 

この状態でお風呂にお湯を張ってみると…
f:id:Ordinary_days:20230124204303j:image

タンク容量:0

タンク温度:44℃

 

湯船にお湯を張ると、残湯なし表示になりました。

 

温度もすでに44℃まで下がってしまいました。

 

私が入った時は問題ありませんでしたが、深夜に帰宅してお風呂に入っただっくんはぬるま湯しか出なかったそうです。

 

しかもこの実験をしたのは今年最強と言われた寒波の日(なんでその日にやったんだ…笑)。

温度が冷めるのが特に早かったかもしれません。

 

だっくんは「寒波の影響すごいね」と言っていたけど私が止めてたからです。ごめんね!

え?笑

(本人に言ってないのでこのブログ見て初めて知るでしょう笑)

 

湯沸かしに必要な発電量

それでは、湯沸かしに使った発電量を確認してみます。

 

これが今年の通常時(毎日沸かし直しをしている時)の電力使用量のグラフ。

f:id:Ordinary_days:20230128091507j:image

2023年は赤ちゃんがいるので、授乳のため4時台にエアコンをつけていて例年よりも使用量自体多くなっています…

 

エアコンの初期動作は電気を食うので2kWhとして考えると、0〜6時の間にだいたい例年通り+αくらいの使用量となっています。

 

 

そしてこちらが1日停止をした日の発電量グラフ。f:id:Ordinary_days:20230128091510j:image

0〜6時の間に(エアコン2kWhとして)約16.5kWhも使っています。

 

毎日湯沸かししていた時の11.6kWhに対してかなり多めです。

 

しかも恐ろしいことによく見ると、前日の夜中にも6.5kWhほど電力を使用しているではありませんか…。

f:id:Ordinary_days:20230128091513j:image

 

つまり、一晩湯沸かしを停止して再沸騰させるために使った電力は、約23kWhもあるのです。

 

これは通常時の11.6kWhと比べるとちょうど2倍ほど。

 

1日停止して2倍なので、毎日稼働させるのと1日停止させる差異はほとんどないことになります。

 

これではわざわざ停止させる意味がありません。

 

実験結果

給湯停止は1日が限界

予想はしていましたが、我が家の300Lの給湯器では、冬場(湯船に入る時期)は湯量的に発電停止日数は1日が限界でした。

 

温度的にも、前日の朝71℃だったのが翌日の夜には44℃まで下がっていることを考えると1日が限界どころか、下手したら1日でもアウトですね。

(実際だっくんは寒い思いをしたし笑)

 

夏場よりも圧倒的に負担が大きい

夏場は同じ時点でのお湯の温度は63℃もありましたし、44℃まで下がったのは停止後5日目のことだったので、いかに冬場の寒さが湯沸かしの負担を大きくしているかわかります。

 

これは夏場と比べ物になりません。

 

電気使用量は同じだが注意点あり

今回の実験で、毎日稼働させるのと1日停止させるのでは電気使用量的には差異はほとんどないことがわかりました。

 

しかしここで注意しなければならないことが…。

 

冬場はお湯の温度低下が大きく再沸騰に時間がかかるため、電気代の単価が安くなる深夜電力だけでなく、単価の高い時間帯から湯沸かしを始めてしまっている点です。

 

つまり、使用量は同じでも、電気代が上がってしまっているということ。

 

これはむしろ損をしているという結果になります。

 

損得効果はズバリ○○円

今回の実験では、毎日コツコツ湯沸かしをした方がよい、という真夏とは真逆の結果となりました。

 

その差額としては、前日分の6.5kWh分の単価の差額ということになるので、我が家が加入しているCDエナジーの単価だと25.8円ー17.8円=8円×6.5kWhで52円、それが2日に1回なので1ヶ月30日として、780円となります。

 

真冬の場合、給湯発電を停止すると、ざっくり計算で1ヶ月800円弱損をするという結果になりました。

 

エコキュートの場合は電気代が1/3くらいなので、250円前後かな?

 

実験結果をわかりやすくするために真夏の実験時の単価と揃えて計算しましたが、今は電気代の単価も上がってしまっているので、もっと差があるのかもしれません。

 

おわりに

前回の夏場の実験に引き続き、今回冬場の停止実験にチャレンジしてみました。

 

予想した通りたった2日分で湯量が限界を迎えてしまいましたが、お湯の温度的にも2日(停止1日)が限界のようです。

 

そして、まさかの停止した方が損をするという結果に。

 

もちろん、外気温や設置状況、契約している電気プランによっても結果は変わってくると思いますが、我が家の場合はこんな感じでした。

 

使用量はあまり変わらないのであれば、給湯を停止するのも手間だし、損することはあっても得することはなさそうなので我が家はこのまま触らずに過ごそうと思います…笑

 

湯量的に実験は1日が限界ですが、温度低下を抑えて、発電量を小さくすることができれば、もしかしたら少しはお得になるのかもしれませんね。

 

ぜひいつか貯湯タンクに断熱材を巻く実験もしてみたいです!笑

 

電力プランの見直しも効果的

電力会社によって料金プランも全然違うので、ぜひご自宅の電気料金を比較してみましょう。

 

そうは言っても電力会社もたくさんあって迷う方には、↓このサイトならお住いの地域等の少しの情報入力だけで簡単に試算できるのでオススメ。

 

 

もちろん契約まで強制されるようなサイトじゃないので、ぜひお試しください〜

 

\ あわせて読みたい /