スーさんのいえづくり

古民家リノベーションで理想の暮らしを叶えるブログ

【真冬に起こった深夜の怪奇現象】誰もいない部屋から突然の爆音、まさかの原因と対策は?

f:id:Ordinary_days:20210117171045j:image

こんにちは、スーです。

 

先日、とっても怖いことがありました。。。

 

 

深夜の怪奇現象

無人の部屋から突然の爆音

そろそろ寝ようと夫のだっくんと寝室に移動した深夜0時前後。

 

突然、バンッ!!という大きな音がリビングの方から聞こえてきました

 

何かがぶつかったような、破裂したような、大きな音です。

 

 

ウトウト眠りかかっていた私たちは2人ともこの音で目が醒めます。

 

…何か変な音しなかった?

………だれか、いる…??

 

寝室に漂う不穏な空気。

 

明らかに無人の部屋から聞こえてくるような音ではないのです

 

 

もしや不審者がいるのでは……。

 

わたしもだっくんも突然のことに心臓がバクバクです。

 

 

……どうする?…見に、いく…?

とわたしが不安げに聞くと…

………いや、寝よう。

と、本当にそのまま寝息を立て始めるだっくん。

 

え!!

 

 

だっくんは超楽観的な性格。

 

なぜ不安がる妻を差し置いてとっとと眠りについてしまうのか…

信じられません…。

 

(もし、だれかいるなら…
この後寝室に入ってきたらどうしよう…)

 

だっくんとは違い、わたしは一晩中正体不明の音に怯え、全く寝付けなくなってしまいました。

 

部屋の中は異常なし

しばらくじっとしていましたが、どうしても気になり、意を決して1人でリビングの様子を見に行きました。

 

でも、特に異常はありません

 

 

誰かがいたような形跡も全くありません。

 

結局原因はわからないままでした。

 

 

不安な夜に“あってよかった”と感じた設備

余談ですが、この眠れない一夜に、『あってよかった!』と心から感じた設備があります。

 

それがこちら。

f:id:Ordinary_days:20210115083044j:image

人感センサースイッチ

 

実は、我が家は寝室に続く廊下の照明にこちらの人感センサースイッチを採用しています。

 

寝室に入るには必ずここを通るので、誰かが近づいたら自動で光るんです。

f:id:Ordinary_days:20210117104814j:image

(寝室から廊下に出たところ。正面のスイッチがセンサーになり壁のフットライトがつきます)

 

 

寝室の前だけではなく、玄関や玄関から続く廊下も人感センサーなので、どんなにそーっと動いたとしても誰かが通れば点灯するはずなのです。

 

一晩中どこの照明も点かなかったので、少なくとも誰かが寝室に近づいている様子はない。

 

それだけは確かだったので、いくらか安心できました。

 

 

 万が一侵入者がいたとしても、暗闇で突然照明がつけば、向こうもドキッとするはず。

 

センサースイッチはただ利便性を求めて採用しましたが、ちょっとした防犯アイテムとしても効果絶大だな!と強く感じました。

 

音の原因

結局深夜の爆音の原因はハッキリとはわかっていません。

 

でも、その後2〜3回ほど同じような音が発生する中で、憶測ですがなんとなく検討がついてきました。

 

家鳴り

まずは「家鳴り(やなり)」を疑いました。
家鳴りとは、家の構造材が乾燥・収縮することで動き、音を立てる現象のこと

主に木材住宅に多く、乾燥しやすい冬場や、寒暖差が大きくなるエアコンの運転前後などで発生しやすい現象です。

 

実家もよく夜中にパキパキ鳴っていましたが、今回の深夜の音はそれらと比べ物にならないくらい大きかったので、最初は別物だと思っていました。

 

でもネットで調べてみると うちと同じように「かなりの音がした」という人もいて、家鳴り説が濃厚になっていきます。

 

 

原因は無垢の柱?

決定的な出来事は突然訪れました。

 

基本は深夜に音が鳴ることが多かったのですが、ある時一度だけ、リビングで過ごしている時に同じ音が聞こえてきた箇所がありました。

 

ここです。

f:id:Ordinary_days:20210117104313j:image

 

この柱、今回のリノベーション で新しく設置した無垢の柱です。

  

(最近の構造材は集成材と言って 木を薄くスライスして組み合わせた、反りむくりが少ない材料を使うことが多いのですが、我が家のこの柱は無垢でした。)

 

  

無垢は反りむくりが大きく出る材です。

この無垢の材が動いた音なのでは…?という疑惑が深まります。

 

でも、家鳴りにしては音が大きすぎない…?

と不思議に思っていましたが、よくよく観察しているうちに、なんとなく原因がわかりました!

 

柱そのものではなく原因は別に!

そもそも家鳴りは自然現象。

木材が動くことは悪いことではありません。

 

ただ、柱が縦横無尽にバキバキ割れてしまうのは強度的にも心配なので、無垢の柱は“背割り”と言って、あらかじめ柱にスリットを入れておき、この溝で膨張収縮を調整できるようになっています。

 

わたしも建築を学んでいたのでそれは知ってました。

(実家の柱も割れてたし)

 

 

でも、実は我が家の無垢柱、大工さんが良かれと思って、背割り部分を埋めてくれちゃったんですよ、、、

 

こんな風に。

f:id:Ordinary_days:20210117104340j:image

え?

って思いましたが。笑

 

私が建築系の仕事をしていることは伝えてあったので、見た目を気にするだろう、とむしろ配慮してくださったみたいで、特に気にしてはいませんでした。

  

(「確かに綺麗だな〜!」くらいに思っていたのも事実。笑)

 

 

しかし、バキバキと爆音が鳴るようになってからこの柱をよく見てみると…

f:id:Ordinary_days:20210117104411j:image

それまで薄く筋が見える程度だった背割り部分に、これだけ大きな隙間が。

 

乾燥して木が収縮している証拠です。

 

 

別の箇所はもっとわかりやすく、埋め木と柱が離れてきている様子が見えます。
f:id:Ordinary_days:20210117104406j:image

深夜の破裂したような爆音は、この柱と埋め木の接着剤が剥がれる音なのではないかと思っています。

 

つまり、背割りを埋めなければ鳴らなかったはず。笑

 

背割りってやっぱり理にかなった伝統の技術なんだ!

埋めたらこういう落とし穴があるんだね笑

 

対策はあるのか?

原因が(なんとなく)わかったとはいえ、やっぱり深夜に突然大きな音がするのは怖いので、できることはないのかと対策について調べてみました。

 

しかし結論は…特になし!

 

できることってほぼないんだそうです。

 

乾燥収縮が原因なので、基本的には材の動きが落ち着くのを待つしかありません。

 

強いて言えば、寒暖差を少なくするためにエアコンを急に切らずに温度をゆっくり下げるとか、湿度をある程度保つことが効果があるようですが、根本的に防ぐことはまずできません。

 

 

我が家の場合、純粋な家鳴りと言うより接着剤の剥がれる音が原因なので、一旦すべて剥がれてしまえば鳴らなくなるはずです。

 

すでに大部分が剥がれているので、これまでのような大きな音はもうしない…のではないかと思ってます(そう信じたい)。

 

どうにもできないなら、気長に待つしかありませんね。

 

おわりに

突然誰もいないはずの部屋から深夜に音がして、不安な日々を過ごすことになってしまう人は一定数いるのではないでしょうか。

 

私もしばらく不安で不安で仕方ありませんでしたが、原因がわかり(多分だけど)、少しばかり安心できました。

 

特にできることがないのは残念ですが、あと数年の辛抱だと思って耐えます。

 

同じような音にお悩みの皆さん、ともに頑張りましょう!!

(そして背割りは埋めちゃダメですよ!笑)

 

 

\ あわせて読みたい /