こんにちは、スーです。
入居して1年目の冬、夜中に爆音の家鳴りがあり飛び起きた事件がありました。
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建材は常に呼吸をしているので、 入居してもうすぐ1年、初めての冬を迎えて我が家の無垢材・造作材たちがどうなったのかまとめてみたいと思います。
無垢フロア
我が家は水周りを含め家全体が無垢フロアです。
フロアの隙間が目立ってきた箇所あり
乾燥する時期になって、無垢フロアの隙間が目立ってきたと思います。
↓こんな感じ
下地が見えるほどではないけれど、掃除の時にちょっと気になるかな、くらいの隙間ができています。
木が呼吸してるって感じですね。
一部に割れも発生
一部のフローリングには割れが発生しました。
表面に割れがあって、浮いてきてしまっています。
スリッパにも引っかかるのでこれは削ってオイルを塗り直す等の対策が必要かも。
お子さんがいる家庭だと困っちゃいますよね。
オーク(ナラ)は表面がパサついて毛羽立ちやすい素材なので、定期的にメンテナンスをしましょう。(やってない私が言う)
↓この時一緒にやってしまえばよかったです、、、
塗り壁の取り合い
漆喰と木枠には隙間が
これは冬になる前からあったのですが(笑)、漆喰壁と木枠の取り合い部分は隙間がパックリできました。
木枠も動くし、塗り壁は割れるものなのでしょうがないですね。
逆にこれを妥協できない方は塗り壁はオススメしません。
クロスと違ってコーキングも打てないので、開きっぱなしです。
現場監督時代の裏技としては、硬めの道具で角をこするようになぞると漆喰が削られ粉で隙間が埋まって綺麗になりますよ〜
気になる方はチャレンジしてみてください。
造作家具との取り合い部分もパックリ。
壁も動くし家具も動くしでパキパキ鳴ってます。
一番ひどいのは和室の造作収納との取り合い部分。
ここは入居1〜2ヶ月の時点(春)でこんな感じになっていたので冬で乾燥した、と言うわけではないのですが(笑)、結構ワイルドに剥離してしまっていて、床にも漆喰の粉がパラパラしてました。
(今は剥がれきったのか、落ち着いてます)
ここはちょっと剥離の程度がひどいんじゃないかと思いましたが、やり直したところで新しい材料が割れるだけなのでもうこのままでいいと思っています。
構造材
家鳴りの記事にも書いた通り、構造材も割れてきました。
ここね。
せっかく埋めてくれた背割りがパックリです!
気にして観察してみると、心なしかどんどん開いていっているような。
ちゃんと呼吸してくれてるんですね!
造作家具
造作家具の面材も一部剥がれてました。
だいぶ気になってきたのでどこかのタイミングで直したいなと思います。
ちなみにここはカップボードの台輪(土台)部分です。
▽造作カップボードについてはこちら
やっぱり造作系は既製品に比べて材が動きますね。
感動したこと
建材、特に木材が動きやすいことは熟知していましたので、上記に挙げたような事例は「やっぱりね」と言う感じで特に驚いてもいません。
ただ、唯一逆の意味で大いに驚かされた点があります。
造作建具がほとんど反らない
我が家は既成の建具を全く使っていなくて、全部工務店の造作建具なんです。
中でも↓このレース障子は高さが2200もあり、しかも5枚戸という業者泣かせの仕様。
それがこの建具が、ほぼ全く反らないんですよ。
↓わかりますか??
5枚収納しても、建具同士がぶつかることもなく、綺麗に納まってくれます。
下の方も問題なし。
この高さの建具でこの精度って、本当にすごいんですよ!!
そのうち反ってきて擦っちゃうんだろうな〜と思っていたのに全く影響がなくて、感動しました。
(梅雨の時期に上の鴨居と干渉して少し削ってもらったことはありましたが)
建具屋さんは工務店さんの自社職人らしいんですが、たいしたもんです。(←何様 笑)
普通に作ると、造作建具は必ず反ります。
これだけの高さとなると、すんげえぇぇ反ります。
くれぐれもそういうリスクを知った上で頼みましょう。
余談:「反らない建具」を作るには
余談ですが、建具屋さんというのは結構ピンキリで、矛盾しますが「反らない建具」を作れる業者もいます。
何をしているかというと、材料を倉庫で何年も寝かせて反りを出し切ってから製材したり、反りの様子を見て使う場所や向きを調整したり、要は手間を掛けてるんですよね。
だから高い。
そして技術力が必要です。
だからもし「うちの建具は反りません(反りにくい)」と建具業者自らうたっているようであれば、それはかなり信頼できる証です。
普通は「反ります」と言うはずなので。(悪徳業者を除く)
そんなポイントも意識して自分の家の造作建具を見てみると面白いと思いますよ^^
微妙な反りはある
もちろん、微妙な反りは出ているようです。
目で見てもわからないんですが、少し閉まりが悪くなったドアがあるので。
(意識して押し込まないと開いてる時がある)
このへんはご愛嬌で。
また夏になったらひょっこり戻ったりもします。
うちはできないタイプだったのですが、ドライバー1本で受け金具の位置を調整ができるものもあります。
おわりに
無垢や造作材を多用した我が家。
冬場には相当大変なことになりそうだな〜と思っていましたが、想定内、そしていい意味での想定外もありました。
まだしばらくは動きもあると思いますが、適度にメンテナンスしながら大事にしていきたいと思います!