こんにちは、スーです。
このたび、携帯電話を5年半ぶりにiPhoneSE(第一世代)から、iPhone12miniへ買い換えました。
これまでブログでたくさん自宅の写真を発信してきましたが、改めてiPhone12miniで撮り直してみたところ、同じ家とは思えないほど全然違って見えてきました。
写真に関しては素人ですが、iPhoneの広角撮影の効果と、素人でもできる建物内観写真の撮り方のコツ、ぜひ比較してご覧ください。
建物内観を広角撮影したらこんなに違う
吹き抜けとレース障子が自慢の広々LDKがより広く
まずは1番の自慢である吹き抜けのあるLDK。
TVボードのある正面からの写真
〈通常撮影〉
〈広角撮影〉
この空間の広がりの違い。
すごいですね。
広角になると、左右の部屋とのつながりまでバッチリ表現できます。
別アングルでもう少し見てみましょう。
〈通常撮影〉
〈広角撮影〉
自慢の吹き抜けまでバッチリ映っています。
吹き抜けの開放感もこれまでとは比べ物になりません。
いつも体感している吹き抜けの開放感がより伝わるね!
広角になっただけでこんなに違うんだね!
▽自慢の梁の記事はこちら
反対側、自慢のレース障子側を写した写真も見てみましょう。
〈通常撮影〉
この写真もレース障子が際立って個人的には大好きだったのですが…
〈広角撮影〉
どうですか。
この空間の広がり。
レース障子を開けるとこんな感じ。
LDK全体を見渡せる引きの写真は我ながら圧巻です。
天井の高さもよくわかると思います。
板張りまでしてもらった、自慢の吹き抜けです!
▽レース障子の記事はこちら
キッチンの方から見た構図も
〈通常撮影〉
〈広角撮影〉
毎日この景色で料理ができる生活は本当に幸せなんです。
ちなみにこの広角写真を撮影したのはちょうど冬至の頃。
一番太陽が低い時でもこれだけ明るいリビングです。
格子とAKARIで重心を下げた和室もより立体的に
和室もお気に入りの空間の一つ。
〈通常撮影〉
坪庭を眺める大好きな景色。
〈広角撮影〉
和室は収納部分を入れても7畳半とそんなに広い部屋ではないですが、広角に撮影すると部屋全体を写せました。
ちなみに、iPhoneではなくミラーレス一眼で撮ったこのそれなりに広角の写真も…
iPhone12miniで撮影するとさらに広角に。
廊下まで写せます。
▽和室の格子と照明の記事はこちら
狭い部屋ほど、広角で撮影すると全体が写せて構図の選択肢が広がるね!
諦めていた部屋も撮影できそう!
テレワークに大活躍の1坪書斎も広角なら写せる
ではもっと狭い書斎の写真で検証してみましょう!
我が家の自慢の書斎は1坪。
テレワークや読書、ちょっとした作業に大活躍のお気に入りの空間です。
〈通常撮影〉
1坪しかない部屋なので、これまではうまく画角に納める事ができず、コマ切れに撮影するしかなかったのですが、iPhone 12miniの広角モードならなんのその。
〈広角撮影〉
どうですか!
たった1坪の部屋もこの通り。
ようやく全体像を綺麗に写す事ができました。
(物がごちゃごちゃしているのは生活の証です笑)
少しでも広く写そうと部屋の外に出て写していたこちらの画角も…↓
部屋の中からここまできっちり。
お気に入りのコックピットみたいな水平窓の良さもより伝わりますね。
小さな窓ですがちょうど目線の高さにあるので、見た目以上に開放感があります。
開放的に見せるための1番のポイントは、この窓をコーナーサッシ風に配置したこと。
〈通常撮影〉
この窓も…
〈広角撮影〉
広角に撮影するとこんな感じに。
見渡せる範囲が広がるので、1坪なのに全然狭くは感じません。
庭もデッキもよく見えるので、家族や庭に遊びに来た鳥たちの様子もよく見えます。
▽1坪書斎の記事はこちら
既存天井を活かした広々玄関も奥行き感たっぷりに
リノベーションならではの既存天井むき出しの広々玄関もお気に入りの空間。
我が家は北玄関なので暗めなのですが、ガラスの引き戸で明るさを確保しています。
〈通常撮影〉
今までこの画角でいっぱいいっぱいだったのですが…
〈広角撮影〉
こんなに広々と写せました!
玄関だけでなく、LDKへの繋がりもばっちり写っています。
お気に入りの照明、千をつけた構図も。
〈通常撮影〉
〈広角撮影〉
全く印象が違いますね。
写真の綺麗さも相まって、より洗練された印象に見えます。
奥にちらっと見えるのがシューズクローク。
ここに荷物を集約させているので、玄関はいつもすっきり片付いています。
天井から垂れ下げた照明はバブルランプのリプロダクト品。
外からも玄関側からも見える位置なので、我が家の顔になっています。
▽我が家の顔・バブルランプリプロダクトの記事はこちら
玄関ドアから入ってきた正面の構図も広角になると全く印象が変わります。
〈通常撮影〉
普通に撮るとこのくらいが限界だったのですが…
〈広角撮影〉
手前の式台から天井・千・欄間飾りまでしっかり写すことができました。
これなら奥行き感がしっかりと伝わります。
既存の玄関がかなり広かったのでこれでも半分になったのですが、やはりここが広いと箔がつきます。
お気に入りの欄間飾りも。
▽欄間飾りの記事はこちら
広々使いやすい洗面脱衣室は一部屋として写り切る
使いやすさ抜群の広々洗面脱衣室も、広角で撮影するにはもってこいの部屋。
〈通常撮影〉
〈広角撮影〉
横に長い部屋で これまで洗面部分と脱衣部分を分けて撮影することしかできませんでしたが、広角なら1枚でここまで全体像を写せます!
手前の洗面スペースと奥の脱衣収納スペースの繋がりがよくわかります。
▽洗面・脱衣室の記事はこちら
最も狭い階段下トイレも立体的に
我が家で最も狭い部屋、階段下トイレ。
〈通常撮影〉
〈広角撮影〉
こちらも奥行きがグッとでました。
もともと部屋の外から引きで撮影していたので、そこまで差はないかもしれません。
▽階段下トイレの記事はこちら
広角に撮った時のメリット
ここまで見てきた通り、広角に撮影しただけで、同じ部屋でも見え方が全く変わります。
メリットはこちら。
①画角が広がり部屋が広く見える
②遠近感が強調される
①画角が広がり部屋が広く見える
まずはこれまで見てきた通り、画角(画面の広さ)が全く違います。
広範囲を映すことができるため、建物内観のように限られた狭いスペースで撮影する場合はとても効果的です。
外だったら自分が下がればいいけど、建物写真はそれができないもんね
書斎の撮影がうまく行かなかった理由がここだね
②遠近感が強調される
また、遠近感が生まれるので、写真の奥行きが深まります。
正面から撮影する一点透視のパースペクティブをかける場合はかなり見え方が違ってきますね。
玄関の写真がそうだったね!
広角に撮った時のデメリット
逆に広角ならではのデメリットもあります。
①歪みが大きい
②奥行き感が生まれるため被写体が小さく見える
①歪みが大きい
広角写真は画角が広がる分、画面の外側部分の歪みが大きくなります。
例えばこの玄関の写真。
これは歪みを修正したもので、何も加工していない元の写真がこちら。
こうして見ると、歪んでいるのがよくわかります。
画面の外側に行けば行くほど、引き伸ばされたような歪みが出てくるので、補正してあげなくてはなりません。
②奥行き感が生まれるため被写体が小さく見える
広角撮影のメリットでもある奥行き感ですが、建物内観写真の場合、被写体が遠く小さく見えてしまいかえって狭く見えてしまうこともあります。
伝えたいのが奥行き感なのか、その先にある被写体なのか、考えた上で撮影すると良さそうです。
建物内観写真の綺麗な撮り方
私自身、写真に関しては素人ですが、建築写真を撮影する時に素人でも簡単にできるコツがあります。
水平・垂直を意識する
それは、写真のフレームと建物の垂直・水平を揃えること。
真正面からの撮影時は水平・垂直両方を揃えるのが基本ですが、水平だけ、垂直だけ、どこか1点だけ、と意識するだけでも違います。
1:2の構図を意識する
また、1:2の構図を意識するのもバランス的には良いとされています。
↓こういうことですね。
私も全部の写真でできているわけではありませんが、あえて中心をずらして撮影する場合は1:2というバランスを意識するとまとまりがよくなります。
おわりに
建物内観写真は限られた空間の中で撮影をしなければならず、素人にはそこそこ難しいかもしれません。
広角カメラを利用するだけで「写りきらない」という問題は簡単に解決します。
今回紹介したように最近では携帯のカメラの性能も上がって写真も綺麗だし、広角や接写、ポートレートや夜景など、技術がなくても美しい写真が撮れます。
これはカメラが売れないわけです。笑