こんにちは、スーです。
以前テレビボードのDIYを紹介しましたが、我が家の家具は他にも自作のものが多々あります。
このローテーブルもDIY。
結婚当初にだっくんと2人で作ったので、かれこれ5年以上使っています。
スッキリしてシンプルで素敵でしょう〜
お気に入りのローテーブルです。
そして実はこれ、こたつ付きです。
見た目が良くてお手頃価格でサイズもぴったりで…と言うところまではなんとかあったんですが、+こたつ という条件が増えるとなかなかいいものがなくて。
・欲しいサイズが見つからない方
・こたつ付きのかっこいいテーブルが欲しい方
そんな方にDIY、おすすめです。
こたつローテーブルをDIYをしようと思った理由
DIYで作ることを決めた理由は3つです。
- 家具屋で買うよりリーズナブル
- 自分に合った寸法が手に入る
- デザインを保ちつつ、機能性をつけたい
新生活のために家具を買いたいと思いいろいろ調べたのですが、気に入るものは思いの外高くてびっくりしました。
特にこたつ付きのテーブルは
・見た目がダサい(ザ・こたつ)
・値段がとても高い(10万円〜)
のどちらかなことが多く、機能性とデザイン性とコストバランスを同時に叶えられる商品を見つけられませんでした。
わたしも夫のだっくんもインテリアは重視したい派なので、機能的で見た目もスッキリ、お値段もリーズナブルなDIYで製作することにしたのです。
※今は当時に比べてデザイン性のいいこたつも多く販売されるようになってきたみたいです。
コスト削減が目的ではなく、気に入ったものを手に入れることが大事
家具は“とりあえず”が捨てられない
新生活を始める時はまとまったお金がかかるので、家具も“とりあえず”と 安いものを買いがちです。
わたしも一人暮らしを始めた時、ニトリでほぼそろえてしまいその後後悔しました。
まあ当時は大学生だったのでお金もないし仕方ないですけどね。
なんか好きじゃないなと思いつつ、家具は捨てるのにもお金がかかるもの。
もったいないと思って社会人になってからもそのまま、結局8年ほど使いました。
ある日、なんだかその8年間がもったいなかったな、と思ったんです。
お気に入りのものにはお金や労力をかけていい
わたしはお金はメリハリある使い方がすごく大切だと思っていて、基本は節約するけれど、自分がやりたい・ほしい、と思うこと、それによって満たされることに対しては積極的に使うべきだと思っています。
何を食べても同じという人は節約すべきだけど、ごはんが大好きな人なら食費にお金をかけてもいい。
わたし(たち)の場合はインテリアは幸せを感じられるところなので、価格よりも質感や機能性を重視したいところ。
今回はいろいろ考えた結果DIYでコストも少し安く出来ましたが、それはあくまで結果論です。
DIYは単なるコスト削減のためのものではなくて、好きなものを好きなように選んで作ることができる、素敵な体験なのです。
大好きなものに囲まれた生活は、それだけですごく価値があると思います。
製作の様子
天板代わりにフロア材5枚を利用
今回のローテーブルに使用したのはウォルナットの無垢の床材。
テーブルといえばカウンター材を使うのが普通ですが、我が家はフロア材を使っています。
これは仕事で付き合いのある工務店の方に、破棄する材料をタダで譲っていただきました。
(ちゃっかり大工さんに切ってもらい。)
無垢材なので質感もばっちり!
普通にフロアを貼るのと同様、サネを組み合わせています。
一番端のオスの部分はカッコ悪いので切り落としてもらっています。
メス側はそのままです。
ここを見るとフロア材だとよくわかりますね。
サネを組み合わせただけでは自立しないので裏に3ミリの合板を貼って、ボンドとビス止めで固定しています。
カウンターの長さはDIYなので自由に選べます。
実はこのローテーブル2代目で、初代は幅90センチで作ったんですが、2人並んで座るには狭いということで数年後に天板だけ1200に作り直しました。
2回目の時も端材をもらって。笑
職権濫用です。
うちはこのローテーブルで勉強などの書き物はしないので床材を使っても問題ないですが、フロア同士の間に溝があるので、心配な方はカウンターの方がおススメです。
アイアンの脚は特注で下地を落とし込む仕様に
このアイアンの脚は、実は特注です。
ネットで見つけた静岡の鉄工所へサイズを伝え、作っていただきました。
↓わたしがお世話になったscrapさん
http://www.scrap-design.jp/products/news/160.html
(ちなみにダイニングテーブルの脚もここの鉄工所さんにお願いしました。)
これは当時送った寸法図です。
(汚くてすみません)
メールでやり取りをし、先方で加工できるサイズ感とわたしの希望を擦り合わせていきました。
ちなみにこれは下地板をはめ込めるよう“腕”をつけたところがポイント。
そうすることによって熱源を取り付ける下地板が主張しません。
脚と下地板の高さがフラットになるので、天板が綺麗に乗ります。
(正確にはここに先ほどのフロアとめつけのための3mm分も見込んでいます)
わたしは無駄にこだわって特注を頼んだのですが(笑)、ただの四角い脚でしたらAmazonや楽天、IKEAでも同じような商品が買えます。
↓楽天1脚6000円で同じようなものもありました。
板の落とし込みを考えなければこっちの方が割安です。
こたつ熱源はリサイクル
こたつの熱源は、これまで使っていたこたつの熱源を取り外して再利用しました。
たしか7〜8年前にニトリで買ったこたつ。
熱源は簡単に取り外しでき移植できました。笑
もともと付いていたものなので0円です。
そんな都合よくこたつないよ!という方もご安心ください。
熱源だけでもネットで購入できるみたいです。
5000円前後で結構あります!
こんなのとか
ローテーブルなのであまり厚みがなく、軽いものがおすすめです。
ボンド付けをして、ビス留めしました 。
簡単に取り外せたように、取り付けも簡単でした。
下地板にMDF材(9mm 450×1100)
こたつの熱源を留めつけるための下地板は、軽さとお手軽さを優先してMDF材にしました。
ただしMDFは加工もしやすい反面、ビスを締めすぎるとボソボソになりやすいなど難しい一面もあるので、もし次回作り直すなら正直別の材料にするかと思います。
今回の引越しで一度バラして組み立て直したら、やっぱり少しグラグラするようになってしまったので。
大人だけの生活なら許容範囲だけど、子供がいたらアウトな強度です。
板の厚みはある程度ないとたわみますので、最低でも9mmは確保します。
2〜3年使っていますが、1200と幅を広くしたこともあり、少したわんでいます。
ダボレール 90センチ 2本(反り止め用)
こたつは熱源をつけた重みでたわみやすいので、反り止めとしてダボレールを取り付けました。
反り止めは木材でもいいのですが、ホームセンターでちょうどいい長さと強度のダボレールがあったので採用しました。
ダボレールとしてはこういうタイプもよくありますが、反り止めに仕様するには曲げ方向に弱いので、厚みがあるものを選んでください。
費用について
コストはあくまで結果論ですが、このテーブルの費用は約2万円でした。
・カウンター材(フロア材を代用): 0円
・特注鉄脚: 左右で15000円この特注品、左右の脚のセットで15000円
・熱源: 0円
・下地板: 1800の板を切り出したので1950円ほど
・反り止めレール: 2本 1496円
もっと安いこたつは沢山あると思いますが、好みの大きさ、好みの質感を得られて満足しています。
ほとんどが脚代なので(笑)、天板はいつでも気軽に交換ができるところも嬉しいポイントです。
おかげで多少雑に扱っても気になりません笑
脚を特注ではなく既製品にしたり、そもそもアイアンではなく木材で作ればもっと安価になります。
完成したこたつローテーブル
完成したローテーブルは、普段はこたつの熱源も、下地の板も見えずにスッキリした見た目です。
材は違うのに、同じくDIYをしたテレビボードとの相性もバッチリ。
独身時代に大奮発して買ったソファもウォルナットなので、リビング周りのトータルコーディネートはダーク調で統一されています。
床材はオークで明るめですが、天井や家具の色で締める作戦が効いていてお気に入りです。
ふだんはローテーブルとして使っていますが、天板と下地板の間に布団をはさめばこたつに早変わり。
「こたつに見えない」ところがポイントです。
おわりに
このローテーブルを作ったのは5年ほど前、まだ前のマンションに住んでいた時です。
たまたま新居の色味とも合っていたのでそのまま活用していますが、これから違うカウンターに交換してもいいし、 また長さや奥行きを変えてもいい。
そんな気軽さがあるのがDIYのいいところです。
テーブルのDIYは難易度も低くお手軽なので、ぜひお気に入りのものをDIYしてみてはいかがでしょうか。