こんにちは、スーです。
我が家は洗面台に引き続き、キッチンのカップボードも工務店さんの造作です。
このカップボードもとっても気に入っているのですが、私の確認不足で後悔している事が少し。。。
そんな失敗をして欲しくないので、我が家のカップボードと後悔ポイントを紹介します。
↓ちなみに洗面台の記事はこちら
造作カップボードを選んだ理由
“設備”ではなく“家具”としてインテリアに
カップボードはキッチンのメーカーでキッチンの面材と同じものを…
というのが王道だと思いますが、我が家は敢えて造作にしてもらいました。
メーカーのカップボードの『設備!』という雰囲気があまり好きではなくて、造作の方が『家具』になると思ったからです。
カップボードはリビングからよく見えるので、キッチン本体よりもインテリアとの調和を真剣に考えるべきポイントです。
最近はハウスメーカーでも設備ではなく箱物収納として扱われることが増えてきたように感じます。
機能性だけでなくインテリア性が求められるようになってきたんだね
↓これが我が家のキッチン。
カップボードが床やカウンターと自然に馴染んでいると思いませんか?
実際、造作にしたことでインテリア性がすごく向上して、馴染みが良くなったと感じています。
コスト削減
2つ目の理由としては、コスト面です。
家具屋さんに外注すると高くなりますが、大工さんの造作収納は格安です。
その分材質や仕様が限定される場合もあるのでよく確認しましょう!
ちなみに我が家の場合、幅1800、引き出し12段、飾り棚2段で約15万円でした。
設備メーカーのカップボードより安いと思いますが、工務店の提携業者の場合は割引率がすごいので(半額ぐらいになるのでは?)、カップボードでも造作でもそこまで大きな価格差はあまりないかもしれないです。
材質によってはメンテナンスにお金がかかる場合もあるので、コストを最大の目的とするのは危険かなと思います。
造作カップボードの仕様紹介
材質
我が家のカップボードの材質はタモです。
オークの床とも色味がほぼ同じなので違和感なく溶け込んでいます。
キッチンの面材もライトの木目調なので全体的な雰囲気も統一されています。
(ちなみにLIXILアレスタのライトグレインです)
▽キッチンの記事はこちら
材質をオークにするとお値段が飛び上がってしまったため、タモでお願いしました。
天板だけはウレタンコーティングをしてくださっていて、結構しっかり水を弾きます。
既存柱との取り合いもきれいに加工してくださいました。
タモは硬くて丈夫な材なので、家具にはぴったりです。
引き出し
引き出しは全部で12段。
幅60センチのものを4段ずつです。
高さはそれぞれ違います。
一番上から15センチ、20センチ、20センチ、38センチ。
一番上にはカトラリーや小皿類を、2〜3段目にはグラスや大皿類、食材のストック類を、一番下には米びつや飲み物のストック、カセットコンロなどを収納しています。
収納はもっと改善したいと思いつつそのままになってしまっています…💧
取手はなし
取手はつけずシンプルな見た目です。
フラットでシンプルなのがすっきり見えてうれしいポイント。
引き出し面材の上部につまみの部材が付けられていて、ここに手をかけて引き出します。
うちはキッチンの通路幅が80センチと狭めなので、取っ手の出っ張りがないのは良かったと思っています。
▽80cmのキッチン幅の記事はこちら
コンセント
コンセントはカウンターの上に2カ所つけてもらいました。
カウンターの上には炊飯器と電気ケトル、コーヒメーカーを置いています。
キッチン前のカウンター上にコンセントをつけたので、カップボード側のこのコンセントは上記の家電を挿しっぱなしで、抜き挿しして使うことはあまりないです。
吊り戸なし、飾り棚2段
カウンターの上には吊り戸の代わりに飾り棚を2段つけてもらいました。
ここにはお気に入りの食器やインテリア、神社のお札などを飾っています。
▽お気に入りの食器の記事はこちら
ここの飾り棚だけじゃないのですが、取り付けの金具や桟がまったく見えないように取り付けてくださったところがうれしいポイント。
壁に埋め込むように作らないといけないのでめんどくさいはずなんですけど、ありがたい限りです。
特に頼んでないのにやってくれたので、大工さんのプライドを感じました!
造作カップボードの後悔ポイント
基本的にはシンプルでインテリア性がよくてお気に入りですが、後悔していることもあります。
レールの仕様
引き出し収納にはレールがついてるんですけど、このレールの性能がイマイチだったな…と残念に感じています。
引き出しが硬い
うちの引き出しには閉める時にゆっくりになるソフトクローズ機能がついてるんですけど、これがあるせいで引き出す動作が硬いです。
この部分に手をかけて引き出すのですが、最初の一瞬は力を入れないと開かなくてちょっと使いづらいんですよね…
料理中に振り返って開けることも多いのですが、片手だと開かない時もあって不便です。
奥まで引き出せない
これもレールの性能に依存するのですが、引き出しが奥まで引き出せないんです。
これがMAXの状態。
慣れたと言えば慣れましたが、奥の食器を取り出しにくいので結構不便です…。
炊飯器の蒸気が飾り棚に当たる
もう一点気になっているのは、炊飯器の蒸気が飾り棚下端にダイレクトにあたること。
炊飯すると蒸気がモロに当たってしまって心配です。
飾り棚はたぶんウレタンコーティングをしていないと思うので、そのうちカビてしまわないかとヒヤヒヤしています。
我が家はお米を炊くのは週に1〜2回と少なめなので、そのまま使って2年間経ちますが今のところ問題は特にないですけどね。
長い年月を思うと何か対策が必要なのではと思っています。
つい心配になって、今はごはんを炊く時はクリアファイルを貼っています…苦笑
(余計に蒸気がこもって悪くなりそうな気も…笑)
その点、電気ケトルは蒸気レスなのでこういう心配がなくてオススメです。
▽蒸気レス電気ケトルの記事はこちら
コンセントがアース付じゃない
使えないわけじゃないので後悔度は低めですが、竣工してみたらコンセントにアースがなくてびっくりしました。
たしかにスリムコンセントにしたいとしか伝えませんでしたが、レンジを置くとは言ったし、普通アース付にしないのかな?とちょっと残念に感じました。
よって我が家はアース線が余った状態で家電が設置されてます。笑
造作は打ち合わせが肝心。きちんと確認しておこう
カップボードに限らず、造作収納の場合は自由度が高い分、よく確認しておかないと「あれ?」ということもあります。
ショールームで実物を見たわけじゃないですからね。
わたしも仕事柄、レールの性能に大きな違いがあることは知っていたはずなのに、バタバタしていて確認せず…後悔しています、、、
安価な物だとガラガラ音がうるさかったりしますし、ソフトクローズや、プッシュオープンなど、レールによって機能性も違うので、よく話し合えば良かったです。
レールに限らず、コンセントの数だけ指示して高さがイマイチだった!とか、
引き出しの高さを指定したら外寸と内寸を間違えて作られてしまった!とか、
自由だからこそ落とし穴も無限大です。
造作の場合は必ず図面を作ってもらえると思いますので、よくよく確認するようにしましょう。
おわりに
後悔ポイントをいくつか挙げましたが、インテリア性のいい造作カップボードはとても気に入っています。
それだけに、「惜しい」と感じてしまうわけです。笑
ちょっとした事が小さなストレスになったりするので、我が家の例を参考に、よく考えてみてくださいね。