こんにちは、スーです。
自宅に眠っていた桐箪笥の処分に困った、という事はありませんか?
古臭いイメージがあって、最近のインテリアにも会わないし、なんとかしたい!と思っている方もおられるはず。
この記事では、桐タンスをリメイクしたTVボードと、その作り方を紹介してます。
写真の通り、とても味のある素敵なインテリアになりましたので、ぜひ参考にしてみてください。
古材をリメイクする喜び
我が家は古民家リノベーション。
スケルトンリノベーションで間取りはガラリと変わりましたが、ところどころ、思い出の品を再利用しながら家づくりをしました。
例えば玄関の式台も、洋裁好きだった前に住んでいた方の裁板を再利用しました。
▽裁板をリメイクした式台の記事はこちら
なんでもかんでも捨ててしまうのは気がひけるし、かといって現在の暮らしに合わないとうまく使えない…。
リメイクをすれば、そんなお悩みを解決できるかもしれません。
リメイク前の桐タンス
これがリメイク前の桐タンス。
この桐タンスは前の住人の方に譲って頂いたものです。
でも、かなり年季が入っていて黒ずんでいるし、正直あまり綺麗な感じはしません…
乾燥なのか、白っぽくなってしまっているところも気になります。
売ってみようとチャレンジするも撃沈
古物買取の方を自宅に招いてみるも、引き取ってもらえた桐タンスは1棹だけ。
多くは“状態が悪いので…”とのことで売るどころか引き取りすらNGでした。
最初は、売れないのなら…と処分することになりかけました。
捨てるくらいなら使おうと決意
しかし、捨てるくらいなら何かに使おう!ということでこの桐タンスをリメイクすることにしました。
でも桐タンスはとても和風感が強いインテリアだよね
そのせいかなかなか最近の住宅にマッチしにくいアイテムかも
リメイクしよう!とは思ったものの、いざ「じゃあ何になるのか」と検索してみても、表面を削って、金具を交換して、綺麗にした「桐タンス」として使っている事例ばかり。
もっと気軽に、そしてもう少しモダンに使えないかと思いDIYをすることにしました。
タンスをよく観察してみると、2段ずつにバラせそうだと気がつき、リメイクしてTVボードとして活用することにしました。
桐タンスをTVボードにリメイクする方法
サンダーで表面を綺麗に
早速作業を開始します。
まずは桐タンスを2段ずつにバラして、丁寧にサンダーをかけていきます。
引き出しも取り出して、金具以外は丁寧に。
業者さんに頼めば金具も取って磨いてくれると思いますが、DIYなのでそんなめんどくさいことしません。笑
多少のサビは味!!笑
致命的なほど錆びてるわけじゃなかったしね
そんなこんなで、サンダーをかけ終わったものがこちら。
たったこれだけでかなり綺麗になりました。
ちなみにサンダーは、よほど広い庭があるとか外部環境に恵まれていない方以外は、安いものでいいので集塵機付きのものがオススメです。
もっと本格的なサンダーもたくさんありますが、このくらいの価格でいいので1台持っておくと楽です。
アイアン脚を取り付け
ここに、アイアンの脚をつけていきます。
脚をつけるのは3つの理由があります。
①高さの調整
②浮遊感をもたせて印象を軽くしたい
③ルンバが入るようにしたい
木製ではなくアイアンにしたのは、なるべく軽やかでモダンな印象にしたかったから。
アイアンの脚は家具屋さんのサイトを探すとどれも1個で3000円程度と高額だったので躊躇しましたが、だっくんが格安の物を見つけてくれたのでこちらを購入しました。
桐タンスは高さが460㎜と510㎜の2種類あるので、同じシリーズの150㎜のタイプも買って調整します。
1個300円程度だと気兼ねなく買えてありがたい…!
そして取り付けたのがこちら。
かわいい!!!
脚をつけただけで劇的に桐タンス感がなくなりました。
すでにモダン。
取り付けは、補強も含めて底板に板材を流し(接着剤のみ)、そこへビス打ちしました。
荷重がかかる部分なので、接着剤だけでもしっかり固定されます。
この姿が可愛くて、かわいいかわいいと言いながらだっくんとしばらく眺めていました。笑
オイルでメンテナンス
そのままでも十分可愛かったのですが、耐久性と色のことを考えてオスモのオイルで仕上げのメンテナンスをしました。
オイルはオスモのノーマルクリアーをチョイス。
カラー塗装するか悩みましたが、ノーマルクリアだけでちょうど良い濡れ色になってくれました。
桐は吸い込みが強いので思ったより濃くなるよ!
(だっくんの派手な赤いジャージは作業着なのでご愛嬌…笑)
オスモのオイルは結構粘度があるので、これだけの面積を塗るのに0.75L缶ではやや足りませんでした。
最後の方はカスッカスになりながらなんとか引き伸ばして塗ったよ…苦笑
塗装は意外にも大変でしたが、おかげで程よいツヤ感と高級感が出ました。
▽オスモメンテナンス記事はこちら
リメイク完成
よく乾燥させたらTVボードの完成です!
高さもぴったり。
色味も風合いもとてもマッチした、素敵なTVボードになりました。
(TVボードとしては大きすぎるので、TVが小さく見えるのはご愛嬌…)
程よく傷も残り、木目も見えて、とても綺麗な仕上がりになったと思います。
真ん中の2棹は敢えて上の引き出しを抜いて、より軽い印象になるようにしました。
スピーカーやレコーダー置くためのスペース予定ですが、今のところまだ購入の予定なくスカスカです。
我が家の天井や家具との相性も抜群でした。
我が家に遊びに来た人たちからは、「素敵な家具買ったのね〜」と言われます。笑
おまけ
ちなみに桐タンスではないのですが桐の小さな薬箱?引き出しも今回一緒にリメイクしました。
脚はつけませんでしたが、同じように磨いてオスモ塗装。
美しい輝きを取り戻し、今は書斎の棚に置いています。
おわりに
以上、桐タンスのDIYリメイクでした。
自分たち的には正直こんなに素敵になるとは思ってもおらず(笑)、大満足です。
元の形にリメイクするのも素敵ですが、こうして形を変えて使っていくのも素敵ですね。
ぜひ参考にしてみてください!
▽リノベーションの全容に興味のある方はこちらもどうぞ