こんにちは、スーです。
我が家は先月電気代のおかしな点に気づきまして、電力会社の切り替えと、同時にオール電化プランへの切り替えを行いました。
↓電気代のおかしな点についてはこの記事をどうぞ…泣
これをきっかけに、今まであまり気にしてこなかった 電気の節約について考えるようになりました。
新しいプランは夜間(1:00〜6:00)の電気代が安いということで、食洗機の利用を"食後すぐ"から"夜間の予約運転"に変更したのですが、説明書を読んでみると『予約モードは4時間後に標準運転』との記載がありました。
それまでは予洗いをして節電コースというもので使っていたのですが、実際どちらの方がどのくらいお得なんだろう?
とふと疑問に思い調べてみたので発表します!笑
ちなみに我が家の食洗機はパナソニックの深型。
品番はNP-45KD8です。
運転コースの違い
まずは運転コースの違いについて触れておきます。
食洗機にはいくつかの運転コースがあります。
- 標準
- 強力
- スピーディー
- 予約
- 乾燥
- 節電
全部で6コースが選べます。
NP-45KD8の場合は食洗機を引き出した上面に操作板があります。
各運転コースについてざっくり説明しますね。
↓取扱説明書の表がわかりやすいです
標準コース
これが基準です。
運転時間は130分前後。
「除菌」「洗い」「すすぎ」「クールダウン」「乾燥」の5工程を行います。
※その後、自動的に「ドライキープ」となります。(初期時。解除も可能)
強力コース
汚れがひどい時に活用するコース。
カレーやシチュー等、油汚れの時などに。
運転時間は標準モードに比べて「洗い」が10分、「すすぎ」が30分、「乾燥」も20分ほど延び、合計運転時間は190分程度になります。
すすぎの回数も一回増えます。
1時間も増えるって、念入りに運転してくれてるのがわかりますね。
スピーディーコース
こちらは逆に、急いで洗いたい場合に使うコース。
パッと洗ってパッとしまいたい時に便利です。
運転時間はなんと30分かかりません!
めちゃくちゃスピーディー。
ただし、他のモードにある「クールダウン(庫内の温度を冷ます時間)」と「乾燥」がまるっとありません。
つまりは「除菌」「洗い」「すすぎ」のみ。
終わった直後に開けたら熱々でビチョビチョということになるので、気をつけて使いたいところですね!
予約コース
予約は安価な深夜電力を使うために設定されたコースです。
◯時に運転開始、と時間設定できるのではなく、スタートボタンを押してから4時間後に運転がスタートします。
ちなみに運転モード自体は標準コースと同じ。(選べません)
電気代が安くなる時間から逆算して4時間前にポチッとする必要があります
我が家の場合、深夜1:00〜安くなるので、21:00以降のスタートにすればお得です。
うちは共働きで帰宅が遅いから食べ終わった頃にはちょうどいい時間だけど、もっと早い家庭は21時まで待って忘れちゃわないのかな?💧
時間設定できるように改良してほしいね〜
節電コース
ヒーターの使用をなるべく控えて、低温で時間をかけて電気代を節約するコースです。
全コースのうち一番運転時間が長く、約200分になります。
この節電コースが気になる存在です。
基準となる標準コースの電気料金
では本題!
深夜の標準コースと昼間の節電コース、どちらがお得なのか?という問題。
まずは標準コースのランニングコストを確認してみましょう。
消費電力
消費電力は
50Hzの場合(東日本)
通常時…75W
ヒーター使用時…675W
60Hzの場合(西日本)
通常時…100W
ヒーター使用時…700W
↓50Hz/60Hzについてはこちらを参照しました
電源周波数地域(50Hz地域/60Hz地域)について | お知らせ:シャープ
今回は50Hzの方で計算します。
ちなみにヒーターは、「洗い」と、「すすぎ」3回のうちの最後の1回と、「乾燥」運転の際に作動するそうです。
参照
食器洗い乾燥機はどんな行程で運転しているのですか。(ビルトイン食器洗い乾燥機に関して) - 食器洗い機/食器乾燥器 - Panasonic
つまり
「洗い」24分 + 「すすぎ」34分×1/3=約11分 + 「乾燥」40分 = 75分
をヒーター運転していることになります。
そして133分−75分=58分が通常運転のみ。
電気代
前置きが長くなりましたが、これに基づいて計算してみます!
電気代は
で求めます。
(1kWhあたりの電力量料金は、27円として計算します。)
70W÷1000×0.97時間(58分)×27円=1.83円
ヒーター運転時
675W÷1000×1.25時間(75分)×27円=22.78円
合計すると、24.61円/回となります。
実際は先ほどのグラフのように、今回計算に入れた工程でもヒーターが一時的にオフになって余熱を利用している時間帯もあるので、24円まではかかっていないかと思いますけどね。
20〜24円、というところでしょうか。
今回はわかりやすいように敢えて理論上の最大値24.61円で話を進めますね。
毎日1回使用したとして、1ヶ月で730円くらいかかっていることになります。
昼間の節電コースvs深夜の標準コース
深夜電力で運転した場合の電気料金
先ほどの24円は日中の電力量料金27円で計算をしました。
今回は『深夜電力の標準コースvs節電コース』なので、深夜電力の単価でも計算してみます。
我が家の電気料金プランはオール電化向けで、深夜がかなりお得。
1kWhあたりの電力量料金は約18円になります。
これで再計算してみると、、、
70W÷1000×0.97時間(58分)×18円=1.22円
ヒーター運転時
675W÷1000×1.25時間(75分)×18円=15.18円
合計すると、16.4円/回となります。
(こちらもヒーターが稼働していない時間帯を考えると、実際はせいぜい13〜16円程度ということになるかと思いますが。)
1ヶ月で480円ほど。
すごい!
35%ほど電気代が違います!
まあ、数十円ですけどね…
節電コースの電気料金
では節電コースはいかがでしょう?
調べてみると…
あれ?
“標準コースに比べて消費電力を46〜51%抑える”とあります。
https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/qa/pdf/kinou_07.pdf
私の品番では最大46%カットとのことですね。
先ほどの深夜電力の標準コース運転が35%ほどの軽減だったので、そこからさらに約10%ほど 消費電力が抑えられることになります!
金額にしてみると
1ヶ月で399円という驚きの安さです。
昼間の節電コースの勝利
ということで、『昼間の節電コースvs深夜の標準コース 』のどちらがお得か、という結論は、昼間の節電コースに軍配が上がりました。
節電効果
昼間の節電コース(最大51%OFF) > 深夜の標準コース(最大35%OFF)
その差10〜15%というので驚きです。
せっかく良かれと思って深夜運転にしたのに、安くなっていなかったなんてショック…笑
意外な結果にびっくりしました。
もちろん、標準コースの方が洗浄力はあるのでお皿も綺麗になるし、高い温度で洗っている分水切れも良かったので一概に電気代だけで比べられるものではないですけどね。
しかしここでもう一点確認すべきポイントがあります!
エコナビ運転を使うとどうなのか?
実は標準コースには「エコナビ運転」というものがあります。
(他のコースにはありません)
これは汚れの程度や食器の量をセンサーが自動で判別して、その時々に合わせて一番省エネにになるモードで運転してくれるというもの。
最大で約12%の電気代と、16%の節水ができるそうです。
https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/qa/pdf/kinou_06.pdf#page=2
先ほどの深夜電力の標準コースと昼間の節電コースの差が10〜15%だったので、この省エネ運転を使うとその差がほぼなくなることになります。
さらに節電コースでは特に変わらない使用水量がエコナビ運転では少なくなり、節水効果もあるため実質的なコストはほぼ同じと考えても良いのではないでしょうか。
もちろんエコナビ運転はその時々に応じて割合が変化するので、やっぱり節電コースの方がお得になる場合も多々あるかとは思いますが。
まとめ
色々調べてみた結果、
・確実に電気代を節約したいなら 節電コース!
・洗浄力を確保しながら節約するなら 深夜の標準コース(エコナビ運転)!
という結論に至りました。
その差は“ほぼ無い”か、最大でも(エコナビが作動しなかったとしても)1回3円程度とのことなので、そんなに神経質になる必要はなさそうですね…。
細かく調べてみた割には『どっちでもいい』という悲しい結論に至った気がします。笑
一番コスト削減できるのはは 深夜に節電モードで運転する だと思いますが、夜中の1時まで起きていてポチッとできる人だけですからね…笑
(私は起きていられません)
でも、これなら
「深夜の4時間前になるまで待てない」という時に節電モードでいいや!
と踏み切る自信もついたし、
「やっぱりどう値段なら深夜に標準コースでより綺麗になるように洗おう!」
と思う目安になりました。
せっかくある機能なので、うまく使い分けて、賢く使っていきたいですね。
ぜひ参考にしてみてください。