こんにちは、スーです。
家づくりの際、スイッチやコンセントの位置も打ち合わせをすると思います。
我が家も私が建築系の仕事をしていたので全部指定させてもらったのですが、そういえば入居してから一回も使っていないコンセントもあるな…と気がついたので紹介します。
入居してから一度も使わなかったコンセント
改めて家中をみてみたところ、全部で5箇所のコンセントを全く使っていなかったことがわかりました。
掃除機用コンセント→コードレス掃除機の購入で不要に
使わなくなった理由のほとんどがこれ。
掃除機用にと用意したはずが、コードレス掃除機(とロボット掃除機)の活躍によって不要になってしまいました。
まずは玄関ホール。
スイッチの下にコンセントを設けましたが、全く使ってません。
次にシューズインクローク。
玄関ホール側の出入り口に設けましたが、こちらも未使用。
出入り口にあるため何かを挿しっぱなしにすることもできないし、何とも勿体ないです。
扉との干渉に注意
掃除機用につけたコンセントのうち、扉との干渉によってますます使わないであろうコンセントも1つあります。
キッチン側の廊下(寝室入口)のコンセントです。
これも掃除機のためにつけたのでそもそも使わなくなってしまったのですが、もう一つ使いにくいポイントがあります。
それが、扉との干渉。
寝室の扉を開く半円上にコンセントがあるため、何かを挿しっぱなしにしてしまうと扉と干渉する恐れがあるのです。
たまに扉を開けた時に裏側に隠れてしまうような位置のコンセント計画も目にしますが、同様の理由でとても使いにくい(最悪の場合ぶつかって壊れてしまう)ので要注意です。
設備用コンセント→想定と違う場所で使用
それから、浴室入口のコンセントも使ったことありません。
ここは冬場のヒーター置き場を想定してつけたコンセントです。
寒い時期はアイリスオーヤマのセラミックファンヒーターを使っているのですが、今のところここではなく洗面台の下に置いているため浴室前は手持ち無沙汰に。
でも、4畳ある洗面脱衣室を1台のヒーターでは若干寒い時もあるので、今後増設する可能性も含めてここのコンセントはあって良かったかなぁと思っています。
▽セラミックファンヒーターの記事はこちら
“とりあえず”つけた各部屋四隅のコンセント
特にこだわりがなく“とりあえず”で設けた各部屋の四隅のコンセントも、何気に使わなくなるポイントかもしれません。
我が家の場合、寝室隅の1箇所は全く使っていないことに気がつきました。
ここは場所的にベッドサイドなのですが、枕元にカウンターに作ってもらったコンセントの方が使いやすいため、持て余しています。
ただ、今後家具の配置を変更したりすることも考えられるし、例えば将来的に電動ベッドを採用した時なんかには重宝しそうな予感です。
“とりあえず”四隅にコンセントを配置しがちですが、生活してみると意外に「あと◯センチこっちにあれば…!」と思うこともしばしば。
我が家のように使わないコンセントが発生することも。
でも、特に何も予定がない場合は やっぱり多めに設けておいて損はしないかなぁという気がしています。
スイッチ・コンセントは神保NKシリーズ
ちなみに我が家のスイッチ・コンセントは神保のNKシリーズです。
どうしても生活感が出るところなので、こだわって仕様変更して貰いました。
▽NKシリーズの記事はこちら
毎日目に触れる箇所なので、ここはお金をかけて本当によかったと満足度の高いポイントです。
標準のコスモワイドから差額で確か6〜7万円UPしたと思いますが、選んでよかったです。
「ここに欲しかった」というコンセントの位置
入居してから1回も使っていないコンセントを紹介しましたが、逆に「ここに欲しかった!」と思う箇所について紹介します。
シューズインクロークの棚の中
最初にも少し触れましたが、エントランスのクロークの収納用にコンセントを作ればよかったと思っています。
今はまだ困っていませんが、今後電動自転車を購入した時や工具用に棚の中にコンセントがあれば収納しながら充電ができたのでよかったと思います。
廊下の物入れの中にはコンセントを設けていて、ここがルンバステーションになっているので重宝しています。
同じようにエントランスの収納にもつければよかったと思っています。
ダイニングテーブル下のフロアコンセント
フロアコンセントは漏電リスクが高いものなので採用には慎重派ですが、ダイニングテーブル用にあったら便利だったなとは思います。
一応、机の両サイドにコンセントはあるので困っているわけではないのですが、、
ここから電源を取るとコードが邪魔だと感じることが多いので、ダイニングだけは最短距離(机の真下)にあったら便利だと感じます。
パソコン作業をする時やホットプレートを使う時など、ダイニング周りで電源を取る機会って結構ありますからね。
ただ、家具のレイアウトを変更する(机の向きを変えるなど)可能性がある場合はフロアコンセントだと邪魔になってしまう場合もあるので、よく検討すべきポイントでもあります。
忘れがちなコンセント計画
冷蔵庫や電子レンジなど、ある程度どこのご家庭でも共通して使う家電のコンセントは忘れられることはありませんが、意外と忘れられやすいコンセントもあります。
空気清浄機
リビングや各個室に空気清浄機を置くご家庭も多いと思いますが、意外と計画段階ではどこに置くかを決めていないという方もいます。
特にリビングのものは容量が大きく本体の置き場所自体が限られるのですが、そこにコンセントがなければNG。
効率を考えると部屋の中央におきたいと思っても、四隅にしかコンセントがない!なんてこともあります。
せめてリビングだけでも、最初の段階から空気清浄機の置き場とコンセントの位置は考えておきましょう。
▽我が家のシックな空気清浄機の記事はこちら
ウォーターサーバー・ワインセラー・コンポストなど
キッチンにウォーターサーバーやワインセラー、コンポストなどを置く場合も、事前にレイアウトとコンセント計画をしておきたいところです。
今は使っていなくても今後増える可能性も考えて、コンセントの位置は考えておくのが良いと思います。
掃除機・工具・電動自転車の充電用
記事中でも少し触れましたが、最近の掃除機はコードレスやロボット型の採用率が増えました。
どこで充電させるかしっかり考えて、必要な場所に計画しましょう。
コンセントの高さなども指定できるので、壁掛けの掃除機などは下地と合わせて指定すると使いやすいかも知れません。
外部のコンセント
それと、意外と漏れやすいのが外部のコンセント。
庭やテラスで過ごす際に必要にならないかよく考えてくださいね。
おわりに
家づくりをする際、スイッチやコンセントの打ち合わせって間取りが決まった後、最後の方です。
中には設計士やインテリアコーディネーターさんにお任せという場合も。
記事中でも触れたように扉と干渉する位置に計画されていたり、電源が必要な家電を持っているのに伝え忘れていてタコ足配線になったり、せっかくの家づくりなのに勿体ない事例も見かけます。
特にコンセントはスイッチ以上にお任せになりやすいところ。
完成してから位置や数量を変更すると建築時の10倍以上のコストがかかってしまうので、必ず慎重に検討をしてもらいたいポイントです。