スーさんのいえづくり

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【初心者必見!燻製基礎知識】初めて燻製づくりをしてみたらわかったこと

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こんにちは、スーです。

 

新居に引っ越してからずーっとやりたかったことのひとつ、燻製にようやくチャレンジしました!

 

自分で燻製を作るのは初めて。

 

簡単だろうと思っていたけれど意外と知らなかったことや、つまづいたこともあったので(笑)、まとめたいと思います!

 

 

 

燻製には種類がある

実は一口に燻製といっても、いくつか種類があるのをご存知ですか?

 

わたしは燻製をやろう!と思い立つまで、そんなことも知りませんでした。

 

熱燻

80℃以上の高温の煙でいぶす方法。短時間でジューシーに仕上がるが水分が残るので保存には向かない。加熱するので、生ものでも比較的安心。

 

温燻

30~60℃の煙でいぶす方法。いぶす時間が長いため、水分が抜け保存性が高くなる。比較的低温なので、溶けやすいチーズなどの食材にも適している。

 

冷燻

15~30℃という低温の煙でいぶす方法。数日〜数週間かけていぶすため、家庭で扱うのはなかなか難しい。生ハムやスモークサーモンの作り方。

 

 

✓チェック
・“自宅で燻製”という場合、温燻か熱燻の場合がほとんど。
・あとは食材や機能性によって選ぶのがポイント

 

へぇー!

 

準備編

燻製の違いがわかったところで、まずはともあれ必要な道具を準備するところから始めます!

 

燻製機の準備

素材の選び方

しかしここでまた悩みどころが出現します。

 

燻製器 と調べると、様々な素材のものがヒットします。

燻製機の素材は一体、どう選べばいいのでしょう?

 

いろいろ調べたところ、わたしはざっくり下記のように判断しました。

 

スチール製

スチール製のメリットは錆びにくく、丈夫で使い回しがきく点。

高温になりやすいので短時間で調理が可能です。

 

 

ホーロー製

丈夫で使い回しがきくのがメリット。

直火にかけても傷まず、お手入れも楽。

キャンプでダッチオーブン的に使用するのにも適しています。

 
 
 
陶器製

丈夫で扱いやすいのがメリット。

土鍋と同じように自宅のコンロでも使用できキッチン用品として収納もしやすいところが嬉しいポイント。 

 

 

段ボール製

軽くて持ち運びが楽。

安価で気軽にチャレンジできるのでお試しでトライするにはおすすめ。

庫内が高温になりすぎないので溶けやすい素材にも適しているそうです。

 
 
 
木製

ダンボール製の次に安価で扱いやすい。(添付の楽天商品は全然安くないですが…)

丈夫で加工がしやすい点もメリット。

 

燻製好きの方いわく、燻製器の素材によって仕上がりが違うそうで、食材によって変えるのも面白いそうです!

 

✓チェック
・初心者はダンボール製あたりから始めるのがおすすめ。
・慣れてきたら他の素材もチャレンジすると面白い

 

 

燻製器はDIYでも作れる

木製やダンボール製の場合、DIYで作ることもできます。

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我が家の燻製器も、夫であるだっくんの手作りです。

 

その名も『燻製太郎』。(かわいい!)

 

我が家は「かっこいいし長持ちしそう」という理由で木製燻製器をチョイス。
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ホームセンターで板をカットしてもらい組み立てただけの、見れば構造がわかる簡単な仕組み。

 

網が3段と、ハンガー用のバーが3本。


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網はセリアで100円のものを買ったので、このサイズに合うように箱を作りました。


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スモークウッドを置く皿の下は空気が入るように隙間を開けて足をつけてあります。

地味にこだわって作ってある…笑

 

諸々含めて3000円弱くらいだったそうです。

 

DIYだと自分の欲しいサイズのものが手に入るし、より愛着もわきますね。

 

 

スモークの準備

燻製器が準備できたら、次に燻製用のスモークを準備します。

 

ここでまたひとつ、つまづいたポイントがあります。

 

燻製といえば燻製チップ!

と思っていたわたし。

 

意気揚々と燻製チップを購入するも…

実はチップは火をつけないもので、我が家の燻製太郎では使えないことが発覚

 

スモークチップとスモークウッドの違い

スモークする素材には「チップ」「ウッド」の2種類あって、 それぞれ使い方が違うことを知りました。

 

 

スモークチップ

木片になっている素材で、直接火をつけるのではなく、皿にとり、その皿をコンロ等で炙って煙を出すもの。

 

つまりチップだけでは使えず、熱源が必要になります

キャンプの時はバーベキューコンロの上に直接置いたり、ガスコンロの上に置いたり。

 

火があるのでずっとそばで見守る必要があります。

 

熱燻に向いていて、煙がたくさん出るので 短時間でスモークできます

 

 

スモークウッド

木質部を細かく粉砕して棒状に固めたもので、一度火をつければお線香のように長時間煙を出し続けるもの。

 

直接火をつけて使うので、お手軽です。

お線香のような燃え方なので放っておいてもいいのがメリット。

 

1本○分と決まっているので、スモークしたい時間分カットして使ったり、つなぎ合わせて使うことで時間調整が楽にできます

 

そこまで高温にはならないので温燻に向いています。

 

 

✓チェック
・燻製の種類によって選ぶ(熱燻にはチップ、温燻にはウッド)
・燻製器の構造によって選ぶ(コンロが入る場合はチップ、なければウッド)
・安全性で選ぶ(安全なのはウッド)

 

 

いよいよ!燻製の作り方

食材を並べる

食材は熱燻の場合はかなり熱くなるのである程度火が通るらしいのですが、温燻や冷燻の場合は生で食べられるものにするか、軽く焼いたり煮てからスモークする必要があります。

 

とりあえず今回は生でも食べられるものをチョイス。

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椅子まで準備して楽しそうに食材を並べるだっくん。


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じゃーーん!

綺麗に並びました。

 


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今回は、卵、チーズ、ナッツ、ベーコン、はんぺん を並べてみました。

 

チーズは溶けて網についたら厄介そうなので、アルミホイルの上に並べました。 

 

スモークウッドに着火

今回購入したスモークウッドは1本320分だったので、とりあえず1/3にカット。

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初めてで加減がわからないのでまずは100分ちょっとスモークしてみることに。

 

 

いよいよ火をつけます!

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しかし……

スモークウッドに火をつけるのは結構大変でした。

 

 

点いたと思ってもすぐ消えてしまって…。

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あれ??

おかしいな…

 

この点火式に大苦戦。

 

調べてみると同じように苦戦している方は結構いるみたいで、ライターのような弱い火ではなかなか点かないそうです

 

そうだったのか完全に着火が弱かったなあ… 

  

実はこの着火に苦戦するあまり、バーベキュー用の着火剤(固形)を使用してしまいました。

 

これがどうやら後々の失敗を引き起こします…

 

✓チェック
・コンロやバーナー等で3〜5分くらいじっくりと火をつける
・ウッドの1面全体にしっかり火がついているくらいが着火の目安

 

スモークウッドが燃え尽きたら完成!

スモークウッドの着火が弱かったせいで、100分で燃え尽きるはずが2時間以上かかってしまいました。苦笑

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燃え尽きる頃にはこんな夜に…。

 

この暗闇ではちゃんとできたのか確認もできないまま、とりあえず取り出して完成です!

 

 

部屋の中で確認してみると…


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おぉーーー!!

ちゃんと色づいてる!!

 


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チーズもいい色です。

 


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ゆでたまごも色づいておいしそう!

 

思ったよりも綺麗にできていてテンションが上がります。

 

実食!

早速食べてみると、どれもちゃんとスモークされていて美味しかったです。

 

一番下の段に置いたベーコンとはんぺんが一番香りが強かったので、香りをつけたい食材ほど下(ウッドの近く)に置くのが良さそうです。

 

 

しかし…

あれ?なんか黒いツブツブが……。

心なしか苦いような…。

 

実は、どうやら着火の際に固形の着火剤を使ってしまった事で、本来スモークウッドでは出ないはずの灰が発生し、しかも(火がつかないと思って)息を吹きかけてしまった事で灰が舞い上がり、食材に付着してしまった模様…

 

初めての燻製は文字通り”苦い”仕上がりとなってしまいました。笑

 

 

おわりに

庭で簡単にできる!と思ってやってみた初めての燻製作り。

意外と知らなかったこともたくさんあって、勉強になりました。

 

着火の仕方は次回は改善できるかと思います。笑

 

食材や、ウッドの樹種を変えて色々試してみたいです^^

 

 

 

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