スーさんのいえづくり

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リノベーション業者選びで見るべきは金額よりも対応力や相性!

 はじめに

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こんにちは、スーです。

前回、リノベーションを依頼する際の業者選定について記事を書きました。

 

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最初に言っておくと、業者選択は最終的には相性が大事になってきます。

 

もちろん相性だけではなく、予算やデザインセンス等、大切なことはたくさんありますが、最後は「打ち合わせが楽しい」「提案が魅力的」「この人になら相談できそう」と思えるかどうか。

 

逆に言うと、見積もりをとって、それぞれの会社の対応を見る中で、相性を確認することがポイントになります。

 

我々の場合、1時間以内で来れる工務店に絞って探したのですが、

A社…地域密着の小さな工務店

B社…小さなゼネコン規模のやや大きな工務店

C社…A社とB社の中間くらいの規模の会社

の3社を挙げました。

 

工務店は品質が担保できるかが心配だったので、小さな会社から大きな会社まで敢えて候補に挙げて検討することにしたのです。

 

 

いくつか相見積もりをとって相性をみてみよう

まずは相談してみよう

なにはともあれまずは相談してみないことには始まりません。

前述した業者の特徴を参考に、いくつか目星をつけて、まずは相談をしてみましょう。

 

よほど親族の営む業者などでもない限り、必ず複数社に見積もりをとりましょう

 

そうすることで前述した業者たちの違いが見えてきたり、自分にとって譲れないポイントが見えてきたりします。

 

 

そしておもしろくも困ったことに、『彼らがそれぞれ全然違うことを言う』のがよくわかると思います。

 

実際私たちも、3社に見積もりを取りましたが、1社からは「耐力壁が少なすぎてこの間取りはできない」と言われ間取りの変更を求められましたし、1社からは「まったく問題ない」と言われましたし、「やってみないとわからない」とも言われました。

 

どれが正解かは、専門家でない限り正直判断できないと思います。

 

まったく違うことを言われたら、必ずその根拠を聞きましょう

特に、他社がNGを出したことを「大丈夫」と言い切る根拠についてはよく確認した方が良いです。

 

単に『技術力がないから』、『会社独自のルールがあるから』断られている場合も大いにあります。

 

我々の事例の場合、梁の掛け直し方や力の伝わり方を説明してもらうことで納得し、問題ないと判断しました。

 

 

見積もりで金額を比べるのはナンセンス!

はっきり言って、見積もりを取って金額だけを比較するのはあまり意味がありません

 

それぞれの業者によって構造の補強の仕方や、見積もりの作り方が違うからです。

 

たとえばひとくちに『仮設費』という項目があっても、駐車場費やクリーニング代を含んでいたり、いなかったり。

それが細かな明細として書いてあればいいのですが、『一式』とあったらもうこちらが聞くまで何がなんだかわかりません。

 

わたしは専門家なので 工事に何が必要かある程度わかりますし、その明細がなかった時は『どこに含まれてますか?』と聞けますが、一般の方はそれも難しいですよね。

 

そうやって”何が含まれているのかわからない”明細で比べるのは、あまり意味がないということです。

 

 

金額を比べても意味がないなら何のために見積もりをとるのか?

ではなんのために見積もりを出させるかと言うと、もちろん提案の魅力度やプレゼンの仕方で信頼度を計ることはもちろんですが、見積書そのものの作り方を見て業者の良し悪しを判断するためです。

 

前述した相性を確認するのも目的です。

 

「一式」見積もりには注意!

まずは、前項で触れた見積もりの作り方について。

「一式」ばかりで見積もりを出してくる業者は要注意です。

 

その明細の中に何が含まれているか、わからないからです。

不要なものが含まれていたり、逆に必要なものが含まれておらず後々追加費用がかかったりするトラブルを避けるためにも、できるだけ詳細の見積もりを出してくれる業者がおすすめです。

 

一式表記がすべてNGというわけではないので、一式で出てきた場合「明細を教えてください」と申し出て、応じてくれる会社であれば問題ないでしょう。

 

 

 

見るべきはファーストプランまでの時間や対応!

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予算は大切ですが、見積もりの金額だけを比較するのはあまり意味がないとお伝えしました。

ぜひ見ていただきたいのは、対応のスピード感ファーストプランに自分たちの要望が反映されているか(傾聴力)提案力の3つです。

 

対応のスピード感は重要

初回打ち合わせからファーストプラン(見積もり)提出までのスピード感は重要です。

 

一般的に、受注になるかならないかという契約前の対応は会社として優先業務になるはずなので、スピード感を持って対応してもらえることが多いです。

 

ファーストプラン(見積もり)に時間がかかる会社は、その後の打ち合わせや対応についてもそれ以上にのんびりしていることが多いです

 

我々の場合も、A社は2週間、B社はもう1回打ち合わせを挟んでさらに2週間、C社は1ヶ月かかりました。

 

正直言って1ヶ月もかかったC社にはかなりヤキモキしたよね。
B社は見積もりを貰えると思って行った打ち合わせが“2度目の聞き取り”だったから時間がもったいなく感じたし。

スピード感でいくと、A社の対応は丁寧だったし、期日も早く好印象だったよね。

 

スピードは早ければ早いほどいいわけではないですが、『いつ貰えるんだろう?』『今度の打ち合わせはいつなんだろう?』と 先が見えないのは不安です。

 

特に私たちは共働きでしかも休みがあまり合わないため、『見積もりが出来上がったので打ち合わせを!』と言われてもすぐには出来ず、見積もり完成から打ち合わせまで3週間待つなど、かなり無駄な時間を過ごした印象があります。

 

『だいたい◯週間以内に仕上げるので』と教えて貰えたら、先に次回の打ち合わせ日を決めておけたのに、と思います。

 

忙しい方はこういう打ち合わせスケジュールもきちんと伝えておく方がベターです。

いえづくりは打ち合わせ回数も多いので、毎度毎度となると結構なタイムロスですし、ストレスも溜まります。

 

この点はA〜C社、どの会社も少々モヤモヤが残る点でしたが、まぁよしとします。

 

 

ファーストプラン(見積もり)に自分たちの要望がきちんと反映されているか?

初回打ち合わせを終え、見積もりやファーストプランを提出してもらったら、自分たちが要望したことがどれだけ伝わっているのかを確認しましょう。

 

これは注意しないといけませんが、リノベーションの場合、新築よりも制約があるのは当然なので、要望が100%叶うとは限りません。

その点はきちんと理解した上で下記を読んでください。

 

ここで見るべきは、『どれだけ自分たちの思いを汲み取ってくれたのか?』という傾聴力をみることです。

 

たとえばキッチンは絶対にアイランドにしたい!と伝えたはずなのに、壁付のプランになっていたら『え?』って思いますよね。

 

人間誰しもミスや漏れはありますが、そういうミスが多いのは言った言わないのトラブルに発展しやすいです。

(特に議事録を取らない業者は要注意です!)

 

ただし、実際に構造上の問題でアイランドキッチンにはできない、という場合もあります。

紙の上で安易にできる、と言われても 実際工事が始まってからやっぱりできないと言われるんじゃ溜まったもんじゃありません。

 

だとするとそのような指摘をしてくれる業者はむしろ信頼できると考えることもできます。

 

施主の要望を叶えられないのですから、先方はきちんと説明をしてくれるはず。

必ず根拠を確認し、納得が出来るまでじっくり聞いてみましょう。

 

場合によっては、“単にその業者に技術力がないから”、“会社のルールとしてできないことになっているから”断られている可能性もあります。

それは依頼者側としてはマイナスの評価となりますので、よーく確認しましょう。(保証に絡む部分もあると思うので、メリットデメリットをよく聞いてみましょう)

 

 

最後に提案の魅力度を考えよう

業者選定の大きなポイントとなる提案力。

スピード感、傾聴力と合わせて必ず見ておきたいところです。

 

自分たちの要望を聞いてもらった上でどれだけプラスαの提案をしてもらえるか。

これはとても大切ですよね。

 

言ったことをきちんと対応してもらうのはある意味あたりまえのことで、そこからさらによくするために労力を割いてもらえる会社なのかどうか、確認してみましょう

提案力がある会社だと、自分が伝えた要望に対してのリスクをきちんと説明してくれたり、もっといいものを勧めてくれたり と、打ち合わせも有意義に進んでいきます。

 

我々は今回は自分たちで間取りも詳細もある程度考えてしまったので提案力は重視しませんでしたが、プランを見て、打ち合わせをしていてワクワクできるかどうか?はとても大事だと思います。

 

 

 

私たちの場合ですが、

一番早く見積もりを持ってきてくれたA社は私たちが伝えた通りのプランをもってきてくれました。

可もなく不可もないプランでした。

特に要望していなかったような面白い建材を紹介してくれたり、丁寧に対応してくださる姿勢はかなり高評価でした。

 

B社は、耐震性を理由に間取りの変更を求めてきました。

耐震は重視したいところだったので参考に話を聞きましたが、要望していたプランができないのはなかなか引っかかりましたし、代替案がないので「諦めることを決めていくだけの打ち合わせ」となってしまい正直気持ちが落ち込んでいきました。

 

C社は、ファースト見積もりの提出に1ヶ月もかかったので正直あまりいい印象はなかったのですが、提出してくださった図面の精度がかなり高く、「だから1ヶ月もかかったのか」と納得できたため再浮上しました。

積極的な提案はなかったものの親身に対応してくださる姿勢と、変にガツガツしていない姿勢と、難色を示すことなくこちらの要望を受け入れてくれることで「やりたいことを叶えていける打ち合わせ」ができ、とてもワクワクしました。

 

 

おわりに

私たちが契約した業者と決めた理由

結果として、私たちはC社と契約をしました。

 

いろいろ悩んだ挙句、最初に候補から外れたのはB社でした。

・見積もりがもらえると思って行った打ち合わせでまだ見積もり作成すら始まっていなかったこと(ちょうど仕事が忙しい時期だったので1日無駄にしたというストレスもありました)

・予算が想像以上に高かったこと、予算を抑えたい旨伝えると「あれもこれも諦めるしかない」とマイナスの打ち合わせになってしまったこと

が大きな要因です。

 

やりたいことに予算をかけるならばまだしも、諦めてばかりで金勘定をしながら打ち合わせを進めていくのはしんどいだろうと思ったからです。

A〜C社の中で唯一「営業担当」がいた会社なので、そういう見積もりに出てこない経費がかかっているのも見積もり金額が高くなってしまった要因だと思います。

 

それでも、B社が指摘してくれた耐震性の問題点はその後も参考にさせてもらいましたし、相談して良かったとは思っています!

 

 

残ったA社とC社は悩みました。

A社は現場から車で10分程度の近距離で、何かあったらすぐに駆けつけてくれる地域密着型の業務体系が魅力的でしたし、対応もよかった。

C社は3社のうち飛び抜けて見積もり金額が安かったこともありますが、プラスαの打ち合わせができ楽しかったことと、会社としての損得ではなく、物理的にできる・できないを答えてくれる素直な姿勢が面白いと感じ、決めました(たまに不安になるくらい損得勘定が感じられませんでした!)。

 

 

でも、当初の見積もり提出に時間がかかった通り、その後の変更対応もかなりゆっくりペースでたまにヤキモキすることはあるよね…笑

まぁ 丁寧な姿勢は変わらないので信頼してるけどね!笑

 

 

おわりに

リノベーションをする際のこだわりや譲れないポイントは人それぞれです。

私たちの決め方がすべてではありませんが、「納得」できる形で打ち合わせを進めていけるように、ぜひ参考にしてみてください^^

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