こんにちは、スーです。
下地が出来上がると、工事のスピードは一気にあがりました。
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断熱材が入りました
先日施工していた下地の間に断熱材が敷き詰められました。
(電気配線はその前に完了しています)
びっちり!
断熱性の向上は今回のリノベーションの大きな要でしたので、しっかりやって貰います。
壁、天井、床、全面を断熱材で囲って貰いました。
断熱材はこんな風に圧縮されて筒状で納品されるんですけど、開封するとブワァ〜と広がって結構な量になります。
(だから筒状のままでも結構重い。女性が1人で持つのは結構大変です)
これらを何本も使って、そして土壁部分には少し違う種類の(薄型の)断熱材を使ってもらい、断熱性能を向上してもらいました。
既存の家も一部は断熱材が入っていて暖房は効きましたが、土壁・板壁のみ(断熱材なし)の箇所も多く 断熱性の向上は必須でした。
これで随分住みやすくなったはず!
床が貼り始められました
断熱材の充填後は石膏ボードを貼るかと思いきや、なんと先に床が貼り始められていました。
最近は部屋が小分けに区切られなくなってきましたし、建具も吊レールのものが増え敷居が入らなくなってきたため、『フロア材のつながり』により気を遣わなくてはなりません。
この“つながり”のために、石膏ボードで部屋と部屋を区切ってしまう前に通りを合わせて貼るんだって。
柱が沢山あって張りづらそうなのに、気を遣ってもらえてありがたいね!
床材について
ちなみに我が家の床材はオークです。
120幅の、オイル仕上げ。
工務店さんの紹介で、大和屋さんという熊谷のメーカーさんの床材を使うことになりました。
都内にショールームを構える もっと有名な建材メーカーも仕事柄たくさん知っていますが、オークという一般的な樹種を希望していましたし、実際にサンプルを見せて貰った質感も良さそうだったので あまり他社は比較せず決めました。
価格は12000円/㎡くらいだったのでそこまで安いわけではありませんが、マルホンなんかでは倍値くらいしますのでよかったと思います。
仕事柄いろんなメーカーさんの床材を扱っていますが、有名どころに比べると一枚一枚の床材の品質(加工寸法)のバラつきが少しだけ多い印象を受けたので、仕事では採用しにくいなぁと思いましたが、自分で住む分にはまったく問題なし。
質感は最高だし、この床でよかったなと毎日思っています。
お気に入りです!
敷居の加工で大工さんからのサプライズ
和室の四七溝
床を貼り始めていたので、一部敷居も入っていました。
ここは和室の敷居。
障子で仕切るため、いわゆる四七溝の敷居が入ります。
(四七溝とは、溝の形状が4分(12ミリ)と7分(21ミリ)で構成された寸法加工の溝のことで、障子戸の敷居として多く使われます。)
オーク の床材に白木の敷居が入るので浮いてしまうのではと心配していましたが綺麗に馴染んでくれていて安心しました。
こだわる人はこの敷居自体も床材と同じ材で特注すると美しいのですが、金額が跳ね上がりますので要注意です。
ちなみにここは古材屋さんで購入した建具を入れてもらいます。
↓建具を買ったお店はこちら
リビングのVレール溝
感動したのはこちら。
リビングの一番大きな窓部分なのですが、今回はカーテンではなくレース障子(障子紙の代わりにレースを張った建具)を採用することにしたので、敷居が必要になったのですが、、、
さすがに四七溝が5本も並ぶとかなりの迫力なので、建具を戸車式(建具の下に車輪を付けて滑らせる方式)にしてもらい、溝を小さくしてもらいたいとお伝えしました。
床に溝を掘って木製Vレールを埋め込んでもらいたいと伝えた時、さすがに現場でそこまでの加工は難しいので25センチくらいの敷居を入れさせて欲しいと工務店には言われていたのですが、現場では私の希望通り、床に直接溝を切ってくれていたのです…!!
失敗したら張替えのリスクもあるのに、施主が喜ぶだろうとチャレンジしてくださったようで…感激しました!
最終的にはこんな感じに仕上がりました。
溝が目立たず、5本もあるのに存在感がなくて本当にお気に入りです。
おわりに
我が家を担当してくれた大工さんは、行くたびに色々感動させられっぱなしです。
これからどんどん造作が始まっていくので、楽しみで仕方ありません!