こんにちは、スーです。
古民家をリノベーションして暮らし始めて3年目。
お気に入りの空間に囲まれて毎日幸せを噛み締めて暮らしています。
満足しているポイントはたくさんありますが、今日は敢えて、そんなに大きなことではなくて、“言われなきゃ気づかないような小さなこだわりポイント”について紹介したいと思います!
言われなきゃ気づかない我が家の小さなこだわり
古民家をリノベーションした和モダンの暮らしをしている我が家。
古い和の風合いを大事にしつつも、現代の暮らしにマッチするようにモダンに仕上げています。
大切にしたのは、装飾はなるべく施さずに、シンプルに納めること。
和と洋をちょうどいいバランスで取り入れた我が家の小さなこだわりポイント3選を紹介します。
①シンプルで存在感のないカミヤ製の窓台
まずは窓台について。
窓台とは窓の下部につく材料のことです。
これが我が家の窓台。
神谷コーポレーションのライン窓台という製品です。
MATERIAL(造作材) | 周辺部材 product - 神谷コーポレーション
見付幅(厚み)がとても薄いのがこだわりポイントです。
薄いので存在感がほぼなく、とてもすっきりした印象になります。
窓台をなくして壁紙(我が家は漆喰)を巻き込んでほしいと言う方もいますが、埃が溜まるところなので個人的にはお勧めしません。
掃除しにくいし、かえって汚れが残って汚くみえる場合も!
カミヤ製のこの薄い窓台はそんな存在感を気にする方にもおすすめのシンプルさ。
とても薄いので、ほとんど存在感がありません。
我が家はリノベーションなので既存の窓を残した箇所には既存の窓台(障子枠)をそのまま残しましたが、新しくつけた窓の窓台はすべてカミヤ製に。
窓の主張が少なく 景色をくり抜いたようなシンプルな印象になるのがお気に入りです。
書斎の小さな窓もスッキリ。
寝室の窓もこの通り、一見窓台がないように見えます。
このシンプルさがこだわりポイントです。
②浮遊感のある式台凹まし納まり
玄関にも小さなこだわりポイントが。
こちらが我が家の玄関。
新築の家は外のポーチに階段を設けることが多いですが、我が家は土間は外部と同じレベルで、家の中で段差を解消しています。
式台に採用したのは既存の裁板。
傷だらけでしたがそれを味と捉えて少しだけ削って磨き、そのまま採用しました。
▽裁板をリメイクした式台の記事はこちら
こだわったのは式台の取りつけ方。
少しだけ立ち上がり面を引っ込めてもらい、式台のはね出しが多くなるようにつけてもらいました。
わかりますか??
こうすることによって、式台に浮遊感が生まれ、少し軽やかな印象になります。
式台の下が少し引っ込んでいるので、夏場にこっそりブラックキャップを仕込んでも目立ちません(笑)
もちろん式台でなくても、玄関框を同じように少し浮かせるように納めることもできます。
あまり大袈裟に引っ込めると強度不足でたわみの原因になるのでおすすめしませんが、印象がかなり変わるのでスッキリ見せたい方にはおすすめです。
③レース障子の敷居なしレール埋め込み納まり
そして最後は、自慢のリビングのレース障子の敷居の納まりです。
こちらが我が家のレース障子。
▽レース障子の記事はこちら
光と風は通すけれど視線は緩やかにシャットアウトしてくれるという優秀な建具です。
障子をレースにしたのもこだわりポイントですが、地味にこだわったのは敷居の納まり。
これです。
普通は敷居という材料が入る箇所なのですが、ここは5本も建具があって存在感が大きいので、床材に木材のレールを直接埋め込むだけの納まりにしてもらいました。
おかげで床のつながりが損なわれず、スッキリした印象に。
本来ならばこのような敷居が入りますが、これが5本もあると思うとかなりの迫力です。
建具自体を敷居に滑らせるのではなく戸車という小さな車輪を付けてもらい、Vレールという細いレールになるように指定させてもらいました。
Vレールは建具が軽く動かせるというメリットがある反面、レールから外れやすいというデメリットもあるから注意です!
確かに外れやすさはあるのですが、我が家の場合はこのスッキリ感を優先させて正解でした!
床が続いているので、ウッドデッキとのつながりもとても自然です。
毎日開け閉めしているところなので、お気に入りの納まりに毎日満足しています。
おわりに
間取りや吹き抜けの開放感、建具や設備などはわかりやすくてよく褒めていただけるポイントですが、今回ご紹介したようなこういう細かいところのこだわりがちょっとした印象を左右します。
言われなければ気がつかないような小さなこだわりですが、家づくりの満足度を上げるためにぜひこだわって見ていただければと思います!